


「花人街道237」は平成9年に公募によって占冠町から旭川空港方面を南北に走る国道237号線につけられた愛称。夏の街道沿いにはラベンダーなど整備された花の景観を楽しむことができる。
![]()
ライブの話を進める前に、まずはカートピア製作の裏話から始めたい。今月の特集では新しいインプレッサを取り上げたが、この取材や撮影は締め切りの都合上、発表前の4月末から5月上旬にかけて行なわれた。当然ながら車両は極秘ということもあり公道を走れない。一般の方の目に触れることができない状態だが、なんとか走行中のかっこいいインプレッサの写真を納めるべく撮影場所に選ばれたのが、北海道・十勝スピードウェイであった。ここなら、関係者以外は立ち入ることができないし、安全に撮影が可能だ。
順調に取材活動が終わったが、せっかく北海道までやってきたのだから、ぜひともドライブを北海道でやろうということになった。ただでは帰らないのがカートピア取材陣なのである。ここスピードウェイのある十勝周辺の取材はラリージャパンが近づいた際にあらためて行なうことにして、スタッフ一同、アイデアを出し合う。特集でNewインプレッサに試乗し、今年の1月号、2月号ではエコドライブでのグランドツーリング記事を書いていただいたジャーナリストの中部博氏は、B級グルメ好きなところをみせて「北海道・ご当地ラーメン食べまくりの旅」を、私、編集部員Kは「摩周湖周辺の温泉めぐり」をそれぞれ提案した。他にも色々とアイデアは出たが、採用となったのは太田耕二カメラマンの「旭川を目指す花人街道(はなびとかいどう)237を走る」ドライブに決定した。
花人街道237とは、国道237号線についた愛称である。その街道沿いにはカメラマンがこぞって集まる美しい風景がいくつも点在するのだが、その他に終点となる旭川には太田カメラマンがスバル車と共にライフワークとしている写真の被写体がいるのだ。実は太田カメラマン、ペンギン会議という団体に所属し、数年に1度、南極に渡ってまでペンギンを撮影するほどのペンギン好き。近年、人気が高い旭山動物園には年に2〜3度は訪れてペンギンを中心に撮影しているのだ。
「俺に任せてくれ」。何度も訪れてこの地に詳しいという太田カメラマンの言葉を信じ、道央を南から北へと走るドライブが始まった。ただ、残念なことに中部氏は仕事の都合もあり途中下車となる。残りのスタッフで街道の取材を始めることになった。