



女将のセンスが随所に光る「妙乃湯温泉」
(TEL:0187-46-2740 http://www.taenoyu.com/)は、女性に人気の宿。渓流沿いの露天風呂は混浴だが、女性はタオル巻きOK。宿の名物・特製きのこ汁、稲庭うどん、山菜の煮物など、秋田の郷土料理を中心とした料理は、季節感がありヘルシーだ。

美肌や美白に日々余念のない私とカメラマンの二人。今回のテーマを聞いて、いつになくヤル気モード全開だ。「まずは秋田美人に直接話を聞かなくちゃ」と、シルキーホワイトパールのステラに乗り込み、乳頭温泉郷の美人女将の宿「妙乃湯(たえのゆ)温泉」へと急いだ。秋田自動車道大曲ICから国道13号、105号を経由、田植えが終わったばかりの、水面きらめく田園風景を車窓から眺めつつ、1時間ほどで乳頭温泉郷の「妙乃湯温泉」に到着した。
秘湯といわれる温泉郷にあって、洗練された雰囲気が漂う。
「頑張ってきた女性たちに快適に過ごせる場所を提供したい」と、16年前、三代目女将の佐藤京子さんによってリニューアルされた。館内には季節の草花がさりげなく飾られ、女将が自ら選んだ器が料理に彩りを添える。大曲出身の女将は色白でシミひとつなく、年齢よりも10歳は若く見える。
「幼い頃はアトピー体質だったんですが、温泉に入るようになって完治したんですよ。普段も化粧品にこだわりはなく、お手入れは本当にシンプル」
この辺りの温泉は酸性度が強いので、天然のピーリング効果もあるのだろうか。
「秋田は食べ物にも美容によいものが多いと思います。例えば山菜やキノコ。低カロリーで繊維質が豊富。だから便秘とは無縁、吹出物も出来ません。6月はちょうどジュンサイの季節。主産地の三種町(みたねちょう)へ行けば、収穫風景が見られるんじゃないかしら? それと昔から秋田では発酵食品を多く摂る傾向がありますね。昔はどの家庭でも味噌を作っていました。上澄みにできた“たまりっこ”を醤油代りに使ったものです。米麹で漬ける三五八漬(さごはちづ)けのような麹漬けもよく食べます。麹には美白効果があるそうですよ。それから秋田は水が良質。米どころなのはもちろんですが、日本酒の蔵元も数多くあります」
平成16年度の国税庁の調査によれば、秋田県は成人1人当たりの清酒消費量が年間約13.6リットルと、新潟に次いで全国第二位、蔵元の数も50ヶ所近くあるらしい。「湯沢市雄勝は小野小町の生誕地と言われています。小町ゆかりの史跡もあるので、ぜひ足を延ばしてみるといいでしょう」
小野小町といえば、クレオパトラ、楊貴妃と並んで、世界三大美女のひとりと言われた絶世の美女。秋田出身だったとは驚きだ。美人道へのヒントをいただき、明日以降の行程が決まったところで、お待ちかねの夕食。山の幸たっぷりの料理と地酒に舌鼓。金の湯・銀の湯の2つの源泉に交互に入って、美人修業の1日目は静かに更けていった。