WEBカートピア

無料で渡ることが出来る一般道としては日本最長の古宇利大橋。

無料で渡ることが出来る一般道としては日本最長の古宇利大橋。
エメラルドグリーンの海に囲まれて走るのは最高だ。古宇利島の海も素晴らしくキレイだ

海と自然を学ぶビーチコーミング

海岸を歩きながら、海辺の生き物たちや打ち寄せられた漂着物などを観察するビーチコーミング

自然学校のコースディレクター、岩井也浩さん

ビーチで拾った貝殻や珊瑚のカケラでマリンクラフト。今回はペンダントを作ってみた。

ビーチコーミングで拾った珊瑚のカケラや貝殻はペンダントなどにして持ち帰れる

今帰仁アグー

琉球在来種の持つ純粋性にこだわり、育てられている今帰仁アグー。絶対数が少なく、今帰仁村内でも3店舗でしか食べられない。そのうちの一件、炭火焼き専門店の「とり好」では、リーズナブルな値段で今帰仁アグーを味わえる。
■とり好
沖縄県国頭郡今帰仁村字仲宗根290
TEL 0980-56-3981

 まず目に付くのが小さなカニ『シオマネキ』。オスは片方のハサミだけが大きくて、まるでハサミが歩いているようだ。ムツゴロウによく似たハゼ、トントンミーもピョンピョン跳びはねている。まわりをよく見れば、ジュータンのように苔も生えている。
「シオマネキが砂地に巣穴を空けることで、干潟に酸素が入って活性化し、彼らが排泄する砂団子は潮が満ちてくると海水と混ざり合い、川に残った栄養分を戻してくれます。またシジミやハマグリなどは、水をキレイにしてくれます。苔はこれら小さな生き物たちの餌場になっています。これらすべてがうまくバランスして、それぞれの役目を果たしているんです。自然の中に意味のない営みはないのかもしれませんね」

 ナルさんがそう説明してくれた。確かに自然の営みを崩しているのは、自分たち人間だけかもと、しばし反省。

 さらに進むとこの水路の源流である湧き水に辿り着く。昔からこの付近の人たちの生活用水にも使われていたという水は、とても澄んでいる。ここにある岩場の陰で、「水の中に手をつけてみて」とナルさんが言う。言われるままに手のひらを水の底につけると、手の上をタナガー(手長エビの仲間)がつついてくる。寄生虫や老廃物を掃除してくれるのだそうだ。

 探索後は再び大井川へ。今度は海へ向かって、ゆっくり進んでいく。ただ美しいと眺めていた行きと違って、いろいろと自然のことを教えてもらったあとは、少し見え方が違ってきた気がする。自分も大自然の営みの輪の中にあり、いかにそれを崩さず、自分たちの子供、孫、子孫へとこの素晴らしい自然を残していくか。そんなことを考えながらカヌーを漕いでいく。

 やがてカヌーは海に。スゴク暑いはずなのに、吹き抜ける風がとても優しく、ことのほか涼しい。しばしそのまま海の上を散歩して、学校へと戻った。

 休憩を挟んで自然学校裏の小さなビーチへ。今度は陸上から海と自然を学ぶビーチコーミングだ。海辺の生き物や漂着物を観察したり、貝や珊瑚のカケラなどを探したりしながら、ここでもナルさんが自然との関わりについて教えてくれる。

 自然学校へ戻ると、ビーチで拾った貝殻や珊瑚のカケラでマリンクラフト。今回はペンダントを作ってみた。

 自然体験を終えたあとは、心地良い疲れがカラダを支配する。波の音を聞きながら、しばし昼寝と贅沢な時間を過ごす。

 今回の自然体験は、ただ自然をキレイだなぁ、と眺めるだけではなく、自然との関わりについてあらためて考える良い機会にもなった。カラダは疲れているが、ココロは満腹になった。

 さて、夜はウマイと評判の、今帰仁アグーでも食べて、お腹も満腹にしてこようかな。




海を歩き、海と戯れる NEXT PAGE