無料で渡ることが出来る一般道としては日本最長の古宇利大橋。
エメラルドグリーンの海に囲まれて走るのは最高だ。古宇利島の海も素晴らしくキレイだ
まず目に付くのが小さなカニ『シオマネキ』。オスは片方のハサミだけが大きくて、まるでハサミが歩いているようだ。ムツゴロウによく似たハゼ、トントンミーもピョンピョン跳びはねている。まわりをよく見れば、ジュータンのように苔も生えている。
「シオマネキが砂地に巣穴を空けることで、干潟に酸素が入って活性化し、彼らが排泄する砂団子は潮が満ちてくると海水と混ざり合い、川に残った栄養分を戻してくれます。またシジミやハマグリなどは、水をキレイにしてくれます。苔はこれら小さな生き物たちの餌場になっています。これらすべてがうまくバランスして、それぞれの役目を果たしているんです。自然の中に意味のない営みはないのかもしれませんね」
ナルさんがそう説明してくれた。確かに自然の営みを崩しているのは、自分たち人間だけかもと、しばし反省。
さらに進むとこの水路の源流である湧き水に辿り着く。昔からこの付近の人たちの生活用水にも使われていたという水は、とても澄んでいる。ここにある岩場の陰で、「水の中に手をつけてみて」とナルさんが言う。言われるままに手のひらを水の底につけると、手の上をタナガー(手長エビの仲間)がつついてくる。寄生虫や老廃物を掃除してくれるのだそうだ。
探索後は再び大井川へ。今度は海へ向かって、ゆっくり進んでいく。ただ美しいと眺めていた行きと違って、いろいろと自然のことを教えてもらったあとは、少し見え方が違ってきた気がする。自分も大自然の営みの輪の中にあり、いかにそれを崩さず、自分たちの子供、孫、子孫へとこの素晴らしい自然を残していくか。そんなことを考えながらカヌーを漕いでいく。
やがてカヌーは海に。スゴク暑いはずなのに、吹き抜ける風がとても優しく、ことのほか涼しい。しばしそのまま海の上を散歩して、学校へと戻った。
休憩を挟んで自然学校裏の小さなビーチへ。今度は陸上から海と自然を学ぶビーチコーミングだ。海辺の生き物や漂着物を観察したり、貝や珊瑚のカケラなどを探したりしながら、ここでもナルさんが自然との関わりについて教えてくれる。
自然学校へ戻ると、ビーチで拾った貝殻や珊瑚のカケラでマリンクラフト。今回はペンダントを作ってみた。
自然体験を終えたあとは、心地良い疲れがカラダを支配する。波の音を聞きながら、しばし昼寝と贅沢な時間を過ごす。
今回の自然体験は、ただ自然をキレイだなぁ、と眺めるだけではなく、自然との関わりについてあらためて考える良い機会にもなった。カラダは疲れているが、ココロは満腹になった。
さて、夜はウマイと評判の、今帰仁アグーでも食べて、お腹も満腹にしてこようかな。