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Rain falls on a black body

 

Rain falls on a black body

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Rain falls on a black body

OSAKA 2115PM 御堂筋・心斎橋

 初心者ドライバーが苦手なもののひとつに車線変更がある。もしこの苦手意識を克服したいなら、大阪の街を走ることだ。別の言い方をすれば、この街の道は、車線変更を上手にしなければ乗りこなすことができない。

 西名阪道、国道一号線。どの道を走っても大阪の中心部に入ると環状線に入ることになる。一方通行でぐるりと街の主要部を走り抜け、各地の高速道路への支線と接するこの環状線は大きなロータリーと言っていい。ただし行きたい降り口や支線への車線に移動するためには、時には三車線、四車線をまたいで移動しなければならない。表示を見てあっ!と思ったときには、もう分岐点が間近に迫っている。しかも交通量は多く、全長の長いトラックやトレーラーも勇ましいスピードで走ってくる。初心者にはかなりつらい状況だ。しかし、必要以上に焦ることはない。とにかく環状線を走っていれば、また何分か後にはもとの分岐点に戻ってくることができるからだ。

 かく言うわれわれも、慣れない環状線を降り口を探して二周してしまった。幸いにもここで使ったのがレガシィB4 2.0GTスペックBだ。雨天、夜という悪コンディションの中でもキビキビと移動でき、ここぞという時に思った通りに加速することができたので、余裕を持って走ることができた。

Rain falls on a black body

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 高速道路を降りてもこの街では車線変更をしなければ目的地にたどり着けない。大阪駅のある梅田から難波までを南北に貫く道、御堂筋は、中央に4車線の道があり、その左右には美しいいちょう並木の植え込みに仕切られた2車線の道が設けられている。すべての道が同じ方向に進む一方通行路だ。始めはたくさんのクルマが信号が青に変わると同時に一斉に同じ方向に向かって突き進むまるでレーシングのような状況に戸惑うかもしれない。しかし、慣れてくるとこのシステムがとても気持ち良く感じられる。街の反対側に行きたければ次の交差点を右か左に曲がれば、今度は逆方向への一方通行路がある。万が一目的地を通り過ぎても右、右(あるいは左、左…)と回ってくれば、必ずまた元の位置に戻るので、迷う心配がない。何より見る者を圧倒するそのいちょう並木の美しさは、ドライバーの心を和ませてくれる。

 宵の内から降り出した雨は、次第に強さを増し、街の明かりと一緒にオブシディアンブラックのB4のボディに降り注ぐ。われわれは、美しい街の光をボディに反射させようと、何度も何度も御堂筋と心斎橋へ入る路地とを往復した。誰もが前を向いて走りつづけるこの街に、Uターンは要らない。