厚木市内をゆったりと流れる相模川。整備された河川敷で夕暮れを待つ。
かつて江戸から十三里(約52km)の厚木には、上宿・中宿・下宿という三宿があった。
大山道をはじめ各地からの街道が集まる交通の要衝で、人や物を運ぶ相模川の「厚木の渡し」も賑わった。


三軒茶屋の名の由来。三軒の茶屋があり旅人にお茶を接待する様子を人形で再現。
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標高1251m、常に雲や霧が生じ雨を降らせることから、古代より雨乞いの山として崇められてきた大山。山麓に大山阿夫利神社下社、山頂には本社が建ち、江戸中期には講という集団をつくって詣でる庶民の信仰が高まった。
今回は、その彼らが通った大山道の名残をたどった。
クルマは、スティールシルバー・メタリックのボディにオレンジ色のレザーシートが温もりを感じさせるインプレッサBEAMS EDITION 20S。朝7時、大山道の道標が立つ三軒茶屋を出発。かつて、この三叉路は起点の赤坂御門からきた大山道が、世田谷へ向かう登戸道(現世田谷通り)と二子の渡しへ向かう二子道(現玉川通り)の分岐点だった。今は交通量が多く、三軒茶屋の地名の由来になったという三軒の茶屋があったことすら想像もつかない。
その交通量が比較的少ない世田谷通りへ。途中、ボロ市通りにある世田谷代官屋敷に立ち寄る。江戸時代、彦根藩世田谷領の代官職を世襲していた大場家の住宅。茅葺きの表門、連なる黒板塀、高い視線を路面に投げかける常緑樹や落葉樹…前を走り抜けるだけでも江戸時代へタイムスリップだ。
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