
写真は八幡浜市で。愛媛ではどこを走ってもオレンジ色に出会う

「愛媛ではみかんジュースを使った炊き込みご飯がある」
このような情報が編集室に入った。料理においてアクセントとして柑橘系の果物を使う事はある。揚げ物にレモン、茶碗蒸しにゆず、ぶっかけうどんにすだち、など様々。しかし、ごはんの味付けに用いるとは聞いた事がない。個人的な思い出なのだが学生時代、母が作ってくれた弁当にはよく果物が入っていた。通学などで弁当箱は揺れ、果物の汁がごはんに混じってしまうことがあり、それはとても食べられたものではなかった。母は栄養を考えて果物を入れてくれたのだろうが、「ありえない味」であった記憶がある。
果たしてこの情報は本当なのだろうか。真偽を確かめるべく、まずインターネットでリサーチしてみると、確かに愛媛県内の小学校で給食として出された事がある、といった例にヒットする。しかし、ネットは便利であるが、時に間違った情報も流れている可能性がある。次に身近な愛媛県出身者や四国スバルの方にも取材してみると、「聞いたことはある」が「食べた事はない」というものが大多数。謎は深まるばかり…。それなら現地に行って調べてみよう、と取材スタッフは愛媛県へ向かった。
取材に使用した車両はステラカスタム。みかん畑は急斜面と海に面した狭い道が多いことから選択した。小回りがきき、パワーのあるこのクルマならきっと活躍してくれるはず。愛媛の空の玄関口、松山空港から走り出すとすぐにオレンジの実がなる畑の光景が広がる。なお、取材を行なったのは12月上旬でちょうど愛媛みかんの代名詞、温州みかんの収穫が最盛期を迎えていた頃である。読者の皆様がこの号を手にする2月以降はポンカンや伊予かんなどの収穫時期なので、若干景色が違う事をはじめにお断りしておく。