走るごとに見つかる、新たな魅力。
レヴォーグを駆って能登半島を走る
料理人・池端隼也の休日。

レヴォーグで旅する石川県の旅

2022.12.16 | #74 Ishikawa Touring /Day7:SPECIAL「總持寺祖院」「天領黒島地区」

輪島市に店を構えるフランス料理店『ラトリエ・ドゥ・ノト』。そのオーナーシェフである池端隼也さんは、能登で生まれ、料理を通して能登の魅力を広く伝えることを目指す人物です。
『ラトリエ・ドゥ・ノト』を訪れる客は近隣のみならず、都心部や海外からも多数。そんなゲストに池端さんは、食材や料理のみならず、自らが見聞きし、体験した能登を伝えます。だから池端さんの毎日は、より能登を知るための学びの日々でもあるのです。
食材の仕入れには毎日車を走らせ海へ、山へ。休日には能登半島のあちこちへドライブ。池端さんにとって車は「道具ではなく、相棒」。そんな池端さんがある休みの日、いつものドライブコースを案内してくれました。走り慣れた道をレヴォーグで走る時間は、池端さんにどんな発見をもたらすのでしょうか。
石川県 天領黒島地区を走るレヴォーグ(セラミックホワイト) | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

天領黒島地区を走るレヴォーグ。視野が広く取り回しが良いため、狭い路地も安心。

「僕にとって、いわば走る書斎」
走りが信頼できるから、アイデアが浮かぶ車。

料理人・池端隼也さんの原動力は好奇心。
「これどんな味するんやろう?」
「あれとこれ組み合わせたらどうやろうか」
そんな好奇心に突き動かされ、池端さんは能登を駆け回ります。
ご家族は大阪在住、池端さんは能登在住。
450km離れた家族には、簡単に会いに行くこともできません。
代わりに池端さんは店が休みの日も、ハンドルを握って能登を巡ります。
ある休みの日、池端さんがレヴォーグに乗って向かったのは、気分転換によく訪れるという輪島市南部方面のドライブコース。
最初に目指すのは曹洞宗の寺院『總持寺祖院』。積み重ねられた精進料理の歴史、修行僧の食作法を知る「行鉢体験(ぎょうはつたいけん)」など、食と縁の深い寺でもあります。
「仕入れとプライベートでは車に求めることが違います。プライベートでは走り自体を愉しめるように、レスポンスの良い車がいいですね」
そう話しながら市街地から国道249号線を南下し、レヴォーグの走り心地を確かめる池端さん。
「重心が低く安定していながら、キビキビとした反応もある。なんだか愉しい車ですね」
と、さっそくレヴォーグの走りに惹かれた様子でした。
石川県 レヴォーグを運転する「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん| SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

アクセルのレスポンスやハンドルの適度な重みが、運転の愉しさを伝える

到着した『總持寺祖院』で出迎えてくださったのは、池端さんと旧知の間柄でもある副寺の高島弘成さん。料理人とご僧職という違いはあれども、学ぶことが多いと池端さんはいいます。
「たとえば精進料理では料理の基本である五味に加えて“淡”という考え方があります。淡とは、素材が持っている本来の味。田舎で料理をしていく上で、とても大事なことです」
と池端さん。
そんな話をしているのでしょうか。高島さんと肩を並べ、朝の境内を歩く池端さんの顔はどこか真剣で、穏やかに話す高島さんから何かを学びとろうとしているようでした。
石川県 『總持寺祖院』の境内を歩く副寺の高島弘成さんと「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

『總持寺祖院』の境内を歩く高島副寺と池端さん。

石川県 『總持寺祖院』副寺の高島弘成さんと話す「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

池端さんと高島副寺は旧知の間柄。食の話題を中心に会話が弾んだ。

石川県 参拝をする『總持寺祖院』副寺の高島弘成さんと「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

示唆に富む高島副寺の話に、学ぶことが多いという池端さん。

帰り際、『總持寺祖院』で体験できる座禅や禅寺の食作法を学ぶ行鉢体験について尋ねる池端さん。高島さんは座禅について、こんな話を聞かせてくれました。
「過去や未来に実体はありません。実体があるのは、刻々と過ぎ去っていく“今”の一瞬のみ。しかし多くの人は、実体のない過去や未来に思い悩みます。座禅とは、“今”と向き合う時間をつくることです」
その座禅の後に体験するのは、800年間続けられてきたという修行僧の食の体験。静寂の中、古の作法でいただく食事は料理人にとっても大切な経験となるのでしょう。
「心が研ぎ澄まされるような体験になりますね。ぜひスタッフを全員連れて、体験させていただきます」
池端さんはそう告げて、『總持寺祖院』を後にしました。
石川県 「總持寺祖院」「天領黒島地区」の動画 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ
続いて池端さんが車を向けたのは、海沿いにある天領黒島地区。
ここは北前船の船主、船員の居住地として栄えた集落で、海岸沿いに黒瓦屋根の家々が立ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区です。
「厳しい日本海、西海岸の穏やかな海、山や森、古い町並み。さまざまな景色がある能登半島ですが、とりわけこの辺りの景色は印象的です」
そう話す池端さん。
歴史的建造物が並ぶいわば“人の文化”と、奇岩や美しい海岸が織りなす“自然の歴史”が調和した、能登半島ならではの眺め。レヴォーグを運転して海岸沿いを走りながら、文化と自然の間を駆け抜けます。
「重心は低いのに、視界が広い。なんだか不思議な感覚です。死角のない視野は安心感がありますね」
右手に海、左手に街。その特異な景観が視野の広さを再認識させてくれたようです。
この日の天気は晴れ。青く光る海が爽やかです。そんな海を横目で眺めながら
「料理って、考えても考えても答えが見つからず、諦めて何も考えていないときに突然パッと閃いたりするもの。車を運転しているときにアイデアが浮かぶことも多いんです」
と池端さん。
「その意味でレヴォーグの静音性や信頼性は、とても魅力的。アイデアを練るという意味では、僕にとっていわば走る書斎ですね。この車からなら、良い料理が生まれそうな気がします」
天領黒島地区の駐車場に車を停め、しばし海を見つめます。
陽気で冗談好きで、いつも人を笑わせる池端さんですが、頭の中にはたとえオフの日でも料理のことがあるようです。池端さんにとっては料理もまた、人を笑顔にするための手段なのでしょう。
石川県 天領黒島地区の海沿いを走るレヴォーグ | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

天領黒島地区の海沿いをレヴォーグで走る。強い横風が、水平対向エンジンの安定性をいっそう際立たせた。

石川県 晩秋の日本海を眺める「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

晩秋の日本海を眺める池端さん。見慣れた海からも、日々新たな発見があるという。

「SUBARUって個性的じゃないですか。たとえば親戚でSUBARUに乗っている人がいれば、『ほら、あのSUBARUのおじさん』となる。それくらいキャラが立っていて、熱烈なファンがいる印象。今日乗ってみて、ずっとSUBARUを乗り継ぐファンの気持ちがわかりました」
山道を通り、門前町を抜け、海沿いを走った休日のドライブ。走り出した当初の「愉しい車」という印象から、やがてワインディングの山道でも、海風の中でも安定した走りを実現してくれる「信頼できる車」へと変わった池端さんのレヴォーグへの思い。
次回は池端さんの日課である食材の仕入れに同行。仕事でレヴォーグに乗ることで、今度はどのような印象に変わるのでしょうか。次回の記事をお楽しみに。
PROFILE
石川県 「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフ 池端隼也さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

池端隼也

1979年石川県能登町生まれ。野球一筋だった学生時代から料理人を志し、辻調理師専門学校へ。卒業後、大阪の名店で修業を積み2006年に渡仏。星付きレストランなどで6年にわたり腕を磨く。帰国後は大阪に出店を予定していたものの、生まれ故郷の能登を訪れた際に改めてその魅力に気づき、2014年、輪島市に『ラトリエ・ドゥ・ノト』をオープン。能登の食材や風土の魅力を発信すべく尽力し続けている。

試乗したLEVORG

STI Sport R EX

アイサイトX搭載。
2.4L直噴ターボエンジンを搭載し、走りの性能をさらに高めたハイパフォーマンスモデル。

石川県 レヴォーグ(セラミックホワイト) | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

SPEC

カラー
  • セラミックホワイト
搭載機能
  • アイサイトX搭載
  • 電子制御ダンパー装備
  • 2.4L DOHC 直噴ターボエンジン装備
  • 18インチアルミホイール

WEBで簡単、
見積シミュレーション

石川県 レヴォーグ(セラミックホワイト) | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

DATA

ラトリエ・ドゥ・ノト
住所:石川県輪島市河井町4-142
電話:0768-23-4488
URL:https://atelier-noto.com/
總持寺祖院
住所:石川県輪島市門前町門前1-18-1
電話:0768-42-0005
URL:https://noto-soin.jp/
天領黒島地区
住所:石川県輪島市門前町黒島町
URL:https://www.hot-ishikawa.jp/spot/21322
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