LEVORGのハンドルを握り
高原を走り抜けるドライブの果てに
世界的アーティストが見た
ものづくりの原点。

レヴォーグで旅する大分県の旅

2023.2.24 | #84 Oita Touring /Day9:SPECIAL「竹田総合学院TSG」「河宇田湧水」「Magma Glass Studio」

大分県竹田市には、ここを拠点にして活躍するひとりの世界的アーティストがいます。
名は中臣一。生み出すのは細い竹ひごを編んでつくる竹細工。ボストン美術館をはじめ世界各国で発表される作品は各界から称賛を浴び、その名を世界に知らしめています。
今回、LEVORGに乗って走る旅人は、その中臣さん。
住み慣れた竹田市の道を辿りつつ、アーティストの日常の中へと案内してくれました。山々に囲まれ、豊かな自然に包まれる竹田市。中臣さんは、どんな想いでハンドルを握り、その道を走り抜けるのでしょうか。

「安全性とは、人を想う心」
世界的竹藝家が、LEVORGから感じたこと。

竹細工という伝統工芸を、世界的アートに高めた立役者のひとり。
そんな中臣さんはお会いしてみると、頑固な職人肌でも、エキセントリックな変わり者でもなく、物静かで思慮深い穏やかな男性でした。
待ち合わせ場所は、旧竹田中学校の校舎を利用したスペース『竹田総合学院TSG』内にある中臣さんの工房。そこでまずは竹藝の解説と制作過程の見学をさせてもらいます。
伐採してきた竹を乾燥させ、割り、表面を削り、太さを揃え、角を落とすために、手作業で何度も竹に刃物を入れます。そして必要な太さと形になった竹ひごに色を塗り、乾かします。竹ひごを作る設備をつくるのもの、刃物を研ぐのもすべて手作業。ここまでしてようやく材料が完成するだけ。ここから完成図のイメージ通りに竹ひごを細かく編んでいくという気の遠くなるような作業です。
「漆を塗った竹籠は縄文遺跡からも出土しているほど歴史あるものなんです。その伝統的な技術で、どうやって新しいものを作るか。奥の深い世界だと思います」
中臣さんはそう話します。 この日の工房はオーダーメイドの大型の竹細工の制作の最中。声を出すのも憚られるような、集中した空気が流れていました。
大分県 道具の使い方を説明する中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

道具の使い方を細かく教えてくれた中臣さん。制作は素材となる竹ひご作りから始まる。

大分県 竹藝に漆を塗る中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

この端正な美しさは、極限まで集中して作業に当たる職人技の賜物。

大分県 作品を見せる中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

中臣さんの作品の多くは複雑な曲線を組み合わせたアート作品。

「実は運転は、あまり得意ではないんです」
アトリエを後にし、LEVORGに乗り込むと、中臣さんが申し訳なさそうにそう言いました。
交通の便が悪い竹田市で、車は必需品。竹の伐採などにも使用するため、日頃から車の運転はするという中臣さん。しかし山道も多い近隣道路を「いつも少し緊張します」という気持ちで運転しているといいます。
「視界が広いですね」
中臣さんはLEVORGの運転席に座ると、まずそう言いました。長身の中臣さんにとって、LEVORGの包み込むようなシートポジションとフロントの広い視野がぴったりだったようです。ハンドルの具合を確かめながらまず向かうのは、河宇田湧水の水源地。
「工房で毎日ティータイムがあるので、週に1度くらい汲みに行きます。竹田には湧水が多く、それぞれ味が違うんですよ」
そう言って走り出す中臣さん。
見知った道も初めての車に乗ると感覚が異なるのでしょう。
「車の中が静かですね。いつもは商用車のような車なので、とくに静粛性が際立ちます。静かなので運転に集中できて良いですね」
と、早くもLEVORGに惹かれた様子でした。
石川県 「竹田総合学院TSG」「河宇田湧水」「Magma Glass Studio」の動画 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ
大分県 レヴォーグ(セラミックホワイト)に乗り込む中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

工房前の駐車場からLEVORGに乗り込む中臣さん。

大分県 レヴォーグを運転する中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

中臣さんの長身を包み込むようなLEVORGのシート。その快適性も中臣さんの心を掴む。

大分県 河宇田湧水を酌む中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

河宇田湧水では、誰でも無料で水を汲むことができる。水の豊かな竹田市ならでは。

続いての目的地は、久住高原にある、知人のガラス作家のアトリエ『Magma Glass Studio』。竹田市街を通り抜け、高原のドライブウェイを進むルートです。
次第にLEVORGにも慣れ、快調に車を走らせる中臣さん。
「安定感、乗り心地、静粛性、どれも私の知っている車とは全然違う。走れば走るほどわかりますね」
これまでは生活の道具として、積載量や燃費ばかりを考えていたという中臣さん。しかし子どもが生まれてから、安全性の大切さも強く考えるようになったといいます。
「安全性能というのはテクノロジーだけの話ではないのでしょう。このLEVORGに乗っていると、“守られている”、“サポートを受けている”という印象を強く感じます。その原点はきっと人を想うこと。安全な車というのは、人に優しい車だと思います」
中臣さんはそう話しました。
車は高原の道を走り、目的地に近づきます。
「ちょっと道の駅に寄っていいですか?」
と中臣さん。道の駅での目的は、持参する手土産。この道の駅には、ここでしか買えない焼き菓子があるのだといいます。「運転は苦手」といっていた中臣さんが寄り道までするということに、中臣さんの人柄と、そしてLEVORGへの馴れが伺えました。
大分県 美しい久住高原が見える道路 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

久住高原の道はロケーション抜群のドライブロード。

大分県 カーゴルームを閉めようとする中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

『道の駅 竹田』で手土産を購入。ここでしか買えない、地元で人気の焼き菓子。

到着した『Magma Glass Studio』で待っていたのは、ガラス作家の井上愛仁さん。
2015年に神奈川県から竹田市に移住し、この地を拠点に制作に励んでいます。
「中臣さんという世界的に活躍する方がいる事実が、移住を後押ししてくれました」
と井上さん。
ガラスという土地柄を反映しにくいジャンルでも、「ここでしかできないことをやろう」と、新たな表現に挑んでいます。そのひとつが、竹を型にしてガラスを吹き込む“KAGUYA”というシリーズ。竹という自然物を介することで、ガラスに柔らかな曲線が生まれ、これまでにない不思議な存在感を放っています。
この誰もやっていない技法は、竹田という土地、そしてバックパッカーとして世界を巡りながら多様な価値観に触れた経験から生まれたといいます。
「竹田市に貢献したい」
そんな想いを口にする井上さんは、同じくこの地で創作活動をする中臣さんと共感する部分が多い様子。かつて二人でコラボレーションした作品もあるといいます。
大分県 ガラス作家の井上愛仁さんと話す中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

ガラス作家・井上愛仁さんとともに。

大分県 『Magma Glass Studio』で作られたガラスを使用するライト | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

『Magma Glass Studio』では一般のふきガラス体験もできる。

大分県 竹の型枠で作ったガラスを輪切りにして組み合わせたガラス作家井上愛仁さんの作品 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

竹の型枠で作ったガラスを輪切りにして組み合わせた井上さんの作品。

井上さんの元を辞して、工房へと戻ります。
走り慣れた高原の道、この半日ですっかり慣れ親しんだLEVORGの運転席。中臣さんは自身のものづくりと重ね、こんなことを話してくれました。
「竹藝は手仕事です。そして手仕事には必ずゆらぎが出ます。そのゆらぎが良い方向に作用したときに、良いものが生まれるのです」
そして改めてLEVORGのハンドルを握り、続けます。
「ハイテクの世界にはゆらぎはありませんが、それでもこの車にはどこか“遊び”や“幅”がある気がしました。良い意味で、人が作っていることが感じられる車ですね」
大分県 上空から見た山々に囲まれた『竹田総合学院TSG』 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

中臣さんの工房がある『竹田総合学院TSG』は山々に囲まれた竹田市らしいロケーション。

大分県 レヴォーグ(セラミックホワイト)を運転する中臣一さん | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

LEVORGのハンドルを握る中臣さん。その快適性と安全性におおいに信頼を寄せた様子だった。

PROFILE
大分県 中臣一さんの顔写真 | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

中臣一

1974年、大阪府生まれ。早稲田大学在学中に人間国宝の生野祥雲斎の作品に感銘を受けて竹藝の道へ。大分県立竹工芸訓練センターを卒業し、竹藝家・本田聖流氏に師事。世界各国の美術館に作品が収蔵されるほか、ホテルなどのアートワークも多数手がけている。

試乗したLEVORG

STI Sport R EX

アイサイトX搭載。
2.4L直噴ターボエンジンを搭載し、走りの性能をさらに高めたハイパフォーマンスモデル。

大分県 レヴォーグ(セラミックホワイト) | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

SPEC

カラー
  • セラミックホワイト
搭載機能
  • アイサイトX搭載
  • 電子制御ダンパー装備
  • 2.4L DOHC 直噴ターボエンジン装備
  • 18インチアルミホイール

WEBで簡単、
見積シミュレーション

石川県 レヴォーグ(セラミックホワイト) | SUBARU グランドツーリングNIPPON | SUBARU | レヴォーグ

DATA

竹田総合学院TSG
住所:大分県竹田市植木
URL:https://www.city.taketa.oita.jp/soshiki/kikakujohoka/tsg/index.html
河宇田湧水
住所:大分県大分県竹田市入田
>URL:https://taketa.guide/spots/detail/e629aa91-f66c-43fc-9b9b-419ccff9bffb
Magma Glass Studio
住所:大分県竹田市久住町久住3987 久住さやか内
電話:0974-76-1878
URL:https://magma-g.com/
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