落ち着いた操作を心掛ける。
それが一番の誤発進抑制です。
発進時にペダルやギヤの操作を間違えて前の壁に衝突!
そんなまさかの急発進を抑止するAT誤発進抑制制御。
でも、一番の誤発進抑制はしっかりとシフトレバーの入力位置を
確認するなどの落ち着いた操作です。
停車中もしくは徐行中に前方の壁などの障害物をシステムが認識。
その時にアクセルが不必要に踏み込まれたとシステムが判断すると、警報音と警告表示で注意を促すと同時にエンジン出力を抑制し、クルマの発進をゆるやかにして、衝突を抑止します。
また、マルチファンクションディスプレイ装備車はディスプレイに割り込み画面が表示されます。
AT誤発進抑制制御を過信しないでください。
AT誤発進抑制制御は衝突を回避するものではありません。
発進時はセレクトレバーやペダルの位置および周囲の安全を十分に確認して操作してください。
ステレオカメラは前方の環境のみ認識するので、制御は前進時のみ行います。
AT誤発進抑制制御は停止状態を保つものではありません。クルマ止めがない場合は前進します。
AT誤発進抑制制御は前方に障害物を認識している場合に作動するものであり、崖など対象物が見えない状況で発進を緩やかにするものではありません。
ステレオカメラは左右の画像のズレによって対象を認識するため模様の無い壁やシャッター等の規則正しい模様の障害物は認識できない場合があります。
立体駐車場などで、アイサイトが前方の壁を認識・制御し、前進ができない場合があります。このような時にはアクセルを離してからAT誤発進抑制制御をOFFにしてください。
自車が踏切内で閉じ込められた場合、ステレオカメラが遮断機を対象物と認識することがあります。遮断機を押しのけて進む場合は、慌てずにアクセルペダルを踏み続けるか、アクセルを離してからAT誤発進抑制制御をOFFにしてください。
前方の物体の最後面が小さい場合は、最後面を認識せずシステムが作動しない場合があります。
安全のため、お客様ご自身でAT誤発進抑制制御の作動テストを行わないでください。
低い壁、低いガードレール、車高の低い車両など、対象物の高さが低いときアイサイトが認識できない場合があります。
屋内の駐車場など暗い場所で壁などの対象物に接近しているとき、アイサイトが認識できない場合があります。
アイサイトカメラの下部に付いているブリクラッシュブレーキOFFスイッチを約2秒間押し続けるとAT誤発進抑制制御がOFFになります。OFFにするとメーター内のプリクラッシュブレーキOFF表示灯が点灯します。この時プリクラッシュブレーキもOFFになります。再度スイッチを長押しするとONになりOFF表示灯が消灯します。
※車種によってスイッチ、表示灯の表示、位置が異なります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。