
写真はイメージです。
写真はイメージです。
クルマの動きをスローモーションでとらえると、ハンドルを切り、フロントタイヤが曲がり、ボディがしなり、やがてリヤタイヤにコーナリングフォースが発生して旋回がはじまる。
WRX STIがこだわったのは、この一連の動きを1/100秒単位で突きつめていくこと。そのために結合部の強化による高いボディ剛性を実現。ステアリング操作に対するクルマとの
一体感はかつてないほど高まり、ステアリングの切り過ぎや不足が少なくなり、ドライバーは思い通りのラインを正確に狙えるようになる。
WRX STIはリヤグリップの安定にもこだわった。リヤグリップは、クルマが曲がる際の回転の軸足のようなもので、軸足が安定すると走りはブレなくなり、ドライバーは意図した
方向へクルマを向けやすくなる。ハンドリングの信頼感が高まることは、限界領域での操作に余裕を与えるとともに、長距離ドライブの疲労軽減をもたらす。
路面の乱れや横風、アクセルやブレーキ操作などによってボディの挙動が乱れるとタイヤの接地性が低下し、とくに高速走行時のハンドリングに悪影響を与える。これを低減するのが、
バネ上のボディを安定させるフラットライドという考え方だ。WRX STIは、世界のフィールドでの体験から得た効果的な剛性の確保によって、高レベルなフラットライドを実現している。
写真・イラストはイメージです。走行シーンは許可を得た敷地内で撮影しています。