トピック

SUBARUの進化の道筋を辿る

【星々の軌跡】フォレスター編

トピック | 2025/06

カートピア 歴代のフォレスターが並んでいるキービジュアル | SUBARU

日常も冒険も。幅広いライフスタイルに応える、SUBARUの正統派SUV。

1997年のデビュー以来、“どこにでも行ける、どこでも使える”という基本価値を継承してきたフォレスターは、幅広いお客様に受け入れられ、SUBARUの中核を担うSUVとして成長を続けてきました。2025年4月にデビューした6代目の新型モデルまで、フォレスターが辿ってきた軌跡を見ていきましょう。

1st model 1997〜


カートピア 1997年発売の初代フォレスター | SUBARU

SUVと乗用車の双方の魅力を持ったクロスオーバービークル。

1980年代から、日本や米国ではSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の人気が高まってきました。当時日本ではRV(レクリエーショナル・ビークル)と呼ばれていたこのカテゴリーへのニーズに応えるため、レガシィ・インプレッサに続く新世代SUBARUの第3のモデルとして、1997年2月初代フォレスターがデビューしました。初代フォレスターのキャッチコピーは「RVが、スポーツの走りを手に入れた」。発表に先立つ1996年10月、米国インディアナ・モータースピードウェイで24時間世界速度記録に挑戦し、平均速度180.082㎞/hの新記録を樹立し、他メーカーのSUVとは一味違う走りの良さを実証したデビューとなりました。セダンにはないアイポイントの高さと乗降性、ワゴンにはない走破性と室内のゆとり、そしてスポーティな走行性能。SUVと乗用車の両方の魅力をもったクロスオーバースタイルは、ひと足先にデビューしたレガシィ グランドワゴン(アウトバック)と同様に、日本国内はもちろん、米国や欧州でも人気を博しました。

カートピア TOPIC | SUBARU
カートピア インディアナ・モータースピードウェイを走る初代フォレスター | SUBARU
1996年10月米国インディアナ・モータースピードウェイで24時間世界速度記録達成。
カートピア 初代フォレスターの特別仕様車「S/tb-STi」 | SUBARU
2000年の改良モデルで、STIと共同開発した特別仕様車「S/tb-STi」を設定。車高を下げ、専用チューニングの足回りでオンロードでの走行性能を向上。
カートピア カートピア1998年11月号の特集「サーモンフィッシングに挑む!」の見開きページ | SUBARU
「カートピア」 1998年11月号

「サーモンフィッシングに挑む!」

デビューしたばかりのフォレスターT/25に乗り、北海道豊浦町で解禁されたサケ釣りに挑戦。釣りあげられずに一路、小樽を目指し、海岸線を走る初冬の旅。

2nd model 2002〜


カートピア 2002年発売の2代目フォレスター | SUBARU

クロスオーバーカテゴリーで世界トップの実現を目指す。

各国で高い評価を得たフォレスターの最初のモデルチェンジにあたりSUBARUが目指したのは、クロスオーバーSUVカテゴリーで世界トップクラスのポテンシャルを実現すること。2002年2月『“BEST of BOTH” WORLDを追求したクロスオーバーSUV』をコンセプトに“乗用車とSUVのいいとこ取り”をさらに進化させた2代目フォレスターが誕生しました。初代から継承されたコンパクトなボディに、走りや安全性、そして使いやすさをバランスさせた絶妙なパッケージングを「毎日をアクティブにする自由性能」として磨きをかけました。2002年10月には、タウンユースに求められる商品力をさらに高めたスタイリッシュな外観の「フォレスターCROSS SPORTS」が登場。立体駐車場の利用に配慮した車高1550mmのパッケージングとし、専用のサスペンションやタイヤなどを採用しオンロード性能を強化。フォレスターのフィールドを都市部へ広げ、“BEST of BOTH” WORLDをさらに拡大しました。

カートピア TOPIC | SUBARU
カートピア 2002年10月発売の2代目フォレスター「CROSS SPORTS」 | SUBARU
2002年10月「CROSS SPORTS」を発売。最低地上高を170㎜に下げ、専用の足回りと外装を装備。
カートピア 2003年2月発売の2代目フォレスター特別仕様車「X20 L.L.Bean EDITION」 | SUBARU
2003年2月特別仕様車「X20 L.L.Bean EDITION」発売。SUBARU(当時は富士重工業株式会社)とL.L.Bean社は、両社の「本質を追求した商品づくり」に共感。日本国内のマーケティング活動について提携関係を結んだ。
カートピア カートピア2007年5月号の特集「The Setting Sun of LONG ISLAND」の見開きページ | SUBARU
「カートピア」2007年5月号

「The Setting Sun of LONG ISLAND」

大西洋に沈む夕日を目指し、北米仕様のフォレスター(ガーネット・レッド・パール)がマンハッタンからモントーク岬灯台までロングアイランドの27号線を快走する。

3rd model 2007〜


カートピア 2007年発売の3代目フォレスター | SUBARU

クルマに乗るすべての人に、輝きのある時間を。

「新世代クロスオーバー」として2007年12月にデビューした3代目フォレスターは、これまでの基本コンセプトを継承しながら新たな価値を付加するために、SUVらしさを強化。ボディサイズを拡大し、力強いスタイルと快適でゆとりある室内空間を実現。最低地上高も当時のカテゴリートップの225mm(2.0XT)にアップし、さらに走破性を向上させました。2010年の改良モデルでは、1989年発売の初代レガシィに搭載した第2世代BOXERエンジン(EJ型)以来、21年ぶりに全面刷新した「新世代BOXERエンジン」を搭載。環境と走りの性能をより高次元で両立し、3代目フォレスターの基本コンセプトである「Best Balance for Active Life」の価値をさらに強化しました。

カートピア topic | SUBARU
カートピア 3代目フォレスターのゆとりある室内空間を表現した透過図 | SUBARU
全長、全高、全幅、ホイールベースを拡大させながらもリヤオーバーハングを抑えることで、優れた取り回し性と快適でゆとりある室内空間に。
カートピア 2010年発売の3代目フォレスターのSTI コンプリートカー「tS」 | SUBARU
2010年STI コンプリートカー「tS」を発売。15mm車高を下げるコイルスプリングなど専用の足回りや、数々のSTIパーツを装備。専用色としてWRブルー・マイカを設定し、専用の内外装を備え大人のスポーツモデルにふさわしい雰囲気を演出。
カートピア カートピア2009年3月号の特集「フォレスターで駆けるアフリカ21,000㎞」の見開きページ | SUBARU
「カートピア」 2009年3月号

「フォレスターで駆けるアフリカ21,000㎞」

フォレスター(2000ccNA)がアフリカ大陸を南北にエジプトから南アフリカまで縦断。10カ国にまたがり、どんな道も進んでいく。旅人は冒険家の風間深志氏。

4th model 2012〜


カートピア 2012年発売の4代目フォレスター | SUBARU

SUVとしての本質的な価値を実現した「全方位SUV」。

2012年11月に登場した4代目フォレスターは、「SUVとしての本質的な価値の実現」を目指し、新世代BOXERエンジンや新リニアトロニック、アイサイトver.2など、最新の技術を搭載しクルマの基本性能を進化。新開発のAWD制御システム「X‒MODE」を初搭載し、クロスオーバーから進化した本格SUVとして悪路走破性をさらに高めました。4代目フォレスターは、広告キャンペーンとして、発表の2012年11月から2013年10月の約1年に渡り世界五大陸約10万㎞を走破するキャラバンイベント『FORESTER LIVE(フォレスターライブ)』を実施。テレビCMで各国での行程がオンエアされ、フォレスターの機能・性能の高さを実証しました。

カートピア TOPIC | SUBARU
カートピア 4代目フォレスターの「X-MODE」スイッチ | SUBARU
4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールし、悪路の走破性を高める「X-MODE」を初めて採用。
カートピア ヘッドランプを点灯している4代目フォレスター | SUBARU
2015年11月発売の改良モデルでは、SUBARU初となる「アダプティブドライビングビーム」と「LEDハイ&ロービームランプ/ステアリング連動ヘッドランプ」を採用。
カートピア カートピア2014年3月号の特集「愉しさ無限大! フォレスターの機能を味わい尽くす」の見開きページ | SUBARU
「カートピア」2014年3月号

「愉しさ無限大! フォレスターの機能を味わい尽くす」

実際にオフロードサーキットを使用し、凹凸路、モーグル地形、ロングヒルダウンなどでX-MODEを駆使し、フォレスター2.0XT EyeSightの走破性能を実証。

5th model 2018〜


カートピア 2018年発売の5代目フォレスター | SUBARU

もっと、遠くへ。もっと、家族と。

2018年にモデルチェンジした5代目フォレスターでは、これまでのフォレスターの価値を継承しながら、「スバルグローバルプラットフォーム」や水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」、SUBARU初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」など様々なSUBARU新時代のテクノロジーを採用。そして「歩行者保護エアバッグ」や「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車標準装備し、優れた安全性も実現しました。豊かさ、快適さ、愉しさ、冒険心を感じられるエモーショナルで身近なSUVとして、約7年にわたる長いモデルライフの中で、多くのお客様に選ばれました。

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カートピア 5代目フォレスターのモーター、エンジン配置を表した透過図 | SUBARU
水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた新開発のパワーユニット「e-BOXER」を搭載したAdvanceをラインアップ。
カートピア 5代目フォレスターのSTI Sport | SUBARU
2020年新開発1.8L直噴ターボ“DIT”エンジン搭載グレード「SPORT」を追加。また、2022年に専用の足回りと内外装でスポーティな質感を磨き上げた「STI Sport」を追加。
カートピア カートピア2018年7月号の特集「開発者の想いとフォレスターの新しい価値」の見開きページ | SUBARU
「カートピア」2018年7月号

「開発者の想いとフォレスターの新しい価値」

5代目となるフォレスターは、スバル360から脈々と続くSUBARU車の幹の上に「快適」と「冒険」の価値をプラスしたと語る布目智之PGMのロングインタビュー。

6th model 2025〜


カートピア 2025年発売の6代目フォレスター | SUBARU

人生をともに駆け抜けるSUV。

2025年4月、ついに6代目となる新型フォレスターがデビューしました。今や市場の主流となったSUVカテゴリーの中で、これまで継承し進化してきた“どこにでも行ける、どこでも使える”というフォレスターの価値をより多くのお客様に届けるために、一目見るだけで冒険への期待が高まる、堂々とした存在感のあるデザインを備え生まれ変わりました。家族構成、生活様式、趣味など、お客様のライフスタイルが変化しても、確かな価値で寄り添い続けるSUBARUが理想とする正統派SUVとして、フォレスターの冒険はこれからも続いていきます。

カートピア TOPIC | SUBARU
カートピア 6代目フォレスターのエンジン、バッテリーなどの位置を示している透過図 | SUBARU
BOXERエンジンとシンメトリカルAWDに、2つのモーターとバッテリーを組み合わせた「ストロングハイブリッドシステム」搭載グレードが新登場。
カートピア 6代目フォレスターと準天頂衛星「みちびき」 | SUBARU
自動車専用道路走行時の快適性と安全性を高める高度運転支援システム「アイサイトX」をフォレスターとして初搭載。

※こちらの記事は2025年春号に掲載した内容です。

↓フォレスターの詳細はこちら!

カートピア ↓フォレスターの詳細はこちら! | SUBARU

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