BEVがひらくSUBARUの未来
BEVライフデザイナーの情熱ケーススタディ〜静岡スバル 青島拓三さん〜
トピック | 2026/03
バッテリー式電気自動車(BEV)がひろがっていく未来を見据え、SUBARUのお店にはBEV販売のエキスパート“BEVライフデザイナー(通称:BLD)”が在籍しています。
BLDは、お客様に寄り添ったご提案や不安を解消するプロフェッショナルになるべく、自らが実際にBEVライフを過ごし、お客様目線の疑問や魅力を実体験に基づいた知識として積み上げてきました。
彼らがBLD認定までにどのような研鑽を重ねてきたのか、チャレンジの様子を追いました。
- 青島 拓三さん
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静岡スバル 浜松有玉店
2019年入社。特技・趣味は、剣道とキャンプ。
いわばインフルエンサー的な役割を果たしSUBARUのBEVを伝えていく
2025年10月。千葉県袖ヶ浦で行われるソルテラ研修会に向かう車中で、青島拓三さんはBEVへの混沌とした想いを巡らせていた。決してポジティブではない、これまでと全く別世界のものに対する不安だったという。
就職を考えたとき、営業マンを目指した。際立った性能を持つ商品を社会へ届ける仕事に就きたい。2018年に登場した5代目フォレスターに「こんなに面白いクルマがあるのか」と心を掴まれ、現職へ進んだ。
SUBARU車の魅力はカーライフで体感され、じわじわと花開いていくものだ。乗るたびにどんどん味わいが増す。クルマに乗ることが愉しくなる。だから、次もSUBARUと乗り継がれる。
SUBARUに乗る悦びはBEVでも得られるのだろうか。
青島さんの気持ちは研修会を経て一変する。SUBARU車が完全BEV化するのではなく選択肢のひとつとして「いいかも」「ありだね」と受け取っていただける商品を増やしていく。そんなメーカーの言葉が強く印象に残り、帰路の車中では「BEVも、ありかもしれない」とポジティブにかわっていた。エクステリアデザイン、とくにフロントフェイスのユニークな表情は新たなSUBARUファンを生み出すと直感した。
静岡西部エリアのBLD候補に選ばれ、12月にエリア別研修にも参加。BEVライフを実践する日々が始まった。
青島さんの志すBLDは単にBEVを売る専門家ではない。「自分の得た知識を余すことなく共有することで、浜松有玉店ひいては静岡西部のスタッフ全員がソルテラの試乗対応を円滑にできるように、言葉と行動でおすすめできるように、インフルエンサー的に全体を底上げする存在でありたいです」。
BEVの魅力を拡散する推進力として、青島さんの奔走は続く。
一番の懸念事項である充電を重点的にリサーチ
BEVが従来のガソリン車と決定的に違うのは「ガソリンスタンドに行かないこと」と青島さん。代わりに動かす力となる電気の充電について、青島さんは最も注力して情報収集している。
静岡西部は愛知県、長野県との県境に山間部も多い。どこが充電可能な地点か充電スポットのアプリを頼りに山道を走った。
「例えば、キャンプやトレッキングにBEVで出かけて、ちゃんと充電スポットも調べて充電できると思っていたのにできなかったときの心情を自分自身がまず感じておくべきだと。電気自動車の走行距離が伸びるなか、やはりガソリン車と同じで、航続可能距離を認識して余裕をもったドライブ計画をお伝えすることも大切にしています」。
毎週、セールスミーティングのあとにBEV勉強会を開催。ソルテラの試乗車や社用車が店舗に届くと、営業時間終了後にメカニックやフロントスタッフも集まって、クルマを囲んで疑問点を語り合い、解消している。
BLDがチャレンジ!BEVのあれこれ体感&実践
自宅の庭にソルテラを停め、車中泊を体験。エンジンを稼働せずとも電気が使えるのはポータブルバッテリーも同じだが、BEVはオールインワンされているので「忘れて使えない!」というアクシデントがなくなる。エンジン音がしないので周囲を気にせず、電気ケトルでお湯を沸かしたり、入浴後にドライヤーで髪を乾かしたり、自分のペースで好きな時間に行動できる。
青島さん:「静粛性、気密性のあるソルテラで過ごすのは快適そのもの。ギアを積み込んで、キャンプにも行ってみたい!」
さまざまな充電関連のアプリを駆使し、充電スポットの情報を収集。商業施設、高速道路などへ実際に足を運び、使い方も確認。静岡から遠方に向かうには、高速道路のサービスエリアのどこで急速充電すれば余裕を持って目的地に到着できるか、実体験も踏まえて共有している。よく活用しているアプリは「高速充電なび」、「EV充電エネチェンジ」など。
青島さん:「お出かけ先を伺い、充電スポットを具体的にご案内することで、充電の不安解消に努めています」
まだまだスタッフ全員が勉強中。店舗に実車が来ると、メカニックやフロントスタッフも集まって、自ずと研究会が始まる。セールスは充電を中心に、一人ひとりがまずは自分自身で操作を経験し、経験で得たことを自分の言葉として体得できるまで、青島さんは何度もレクチャーを繰り返している。
青島さん:「自分一人ではなく、スタッフみんながBEVの知識を深められるようワンチームで実践しています」
これまでどおり、SUBARUらしい走りは愉しめるのか。加速性やワインディングでの操舵性はどうなのか。誰もが持つ関心ごとを実際にドライブして確認し、走行性能を体感。加速が良く、静かなぶん、オーディオの音がよく聞こえる。試乗の機会では店舗付近のカントリーロードへ案内し、走りの良さをお伝えしている。
青島さん:「走りの良さが一発で感じられるソルテラは、実は初のSUBARUにもオススメなクルマです!」
※こちらの記事は2026年冬号に掲載した内容です。