BEVがひらくSUBARUの未来
BEVライフデザイナーの情熱ケーススタディ〜栃木スバル 清水一樹さん〜
トピック | 2026/03
バッテリー式電気自動車(BEV)がひろがっていく未来を見据え、SUBARUのお店にはBEV販売のエキスパート“BEVライフデザイナー(通称:BLD)”が在籍しています。
BLDは、お客様に寄り添ったご提案や不安を解消するプロフェッショナルになるべく、自らが実際にBEVライフを過ごし、お客様目線の疑問や魅力を実体験に基づいた知識として積み上げてきました。
彼らがBLD認定までにどのような研鑽を重ねてきたのか、チャレンジの様子を追いました。
- 清水 一樹さん
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栃木スバル 真岡店
2015年入社。特技・趣味は、ラーメン店巡りとキャンプ。
実際に使って分かったBEVがもたらす新しい価値
清水一樹さんは、BEVに対して当初、「自分には縁のないもの」という印象を抱いていた。エンジン音を体で感じるようなクルマが好きで、走る感覚やフィーリングを大切にしてきたからこそ、BEVには距離を感じていたという。
価格が高くコスパが悪そうで、使いこなすのが難しそう。そんな先入観もあった。BLD候補に任命されたときも、期待より戸惑いのほうが大きかった。「正直、もっと電気自動車に詳しい人がやるべきじゃないかと思いました」。
そんな清水さんがソルテラを実際に使ってみて、まず印象に残ったのは走りの違いだった。音が静かなのに、踏めばしっかり加速する。加速の感覚をダイレクトに味わえるエンジン車とは方向性は異なるものの「部屋全体がスーッと移動していくような、今までにない面白さ」があったという。
使い続ける中で認識が大きく変わったのが、充電を含めた日常の使い方だった。「一番不安だったのは充電ですが、実際にやってみると構えていたほど特別なものではなかった」と振り返る。充電スポットを探し、充電中の過ごし方を考え、寄り道をしながら走る。
そうしたBEVならではのドライブプランを考えることは、意外に難しくなく、むしろ新しいクルマとの付き合い方として愉しめるようになったという。「充電のために普段なら寄らなかった場所に立ち寄って、散策や買い物を楽しむ。そんな体験を通じて、BEVは目的地までを往復するだけの存在ではなくなっていきました」。
縁がないと思っていたBEVは、清水さんにとって、自信をもって提案できる「現実的で、新しい選択肢」へと印象を変えていった。
実体験から広がる、BEVという選択肢
清水さんが特に意識したのが充電を含めた日常の使い方だ。充電スポットを調べながらメーターの表示と照らし合わせ、どの程度の余裕をもって走れるのかをドライブの中で確かめてきた。「アクシデントで充電0%表示のまま走ったこともありますが、意外と距離が走れることや、0%になったときの怖さを実感できたのはいい経験でした」。
充電中の時間の使い方も、その一つ。マイルームモードで快適に過ごしたり、待ち時間にグルメスポットへ立ち寄ったりすることで、充電は特別な行為ではなく、日常の流れに組み込めるものだと感じた。
研修や実体験で得たことは、店舗でお客さまに雑談のように話している。「BEVについて詳しくなったので、なんでも聞いてください」と切り出すと、興味をもって耳を傾けてもらえるという。「いろいろなお客さまと話す中で、BEVには幅広いライフスタイルに応えられるポテンシャルがあると改めて思いました」。
BLDがチャレンジ!BEVのあれこれ体感&実践
BEVで長距離出かけるときは、充電を組み込んだドライブプランを立てるのがおすすめ。充電スポットを調べ、どこで充電し、どこで休憩するかまで含めて計画するとスムーズ。普段なら通り過ぎていた場所に立ち寄るきっかけにもなり、充電を前提にすることで、移動の途中も愉しめる新しいドライブの仕方が見つかる。
清水さん:「さまざまな便利なアプリがあるので、ドライブプラン作りは意外と簡単です」
フル充電まで待っている必要はなく、急速充電器なら、およそ15分の充電で十分な航続可能距離を確保できる。充電ケーブルを接続状態のとき外部電源の電力でエアコンなどの電装品が使える「マイルームモード」なら、炎天下の夏や寒い冬も快適な車内で過ごせる。
清水さん:「長距離運転では、充電より先に体が疲れてしまうと思います。充電でこまめに休憩をとることで安全運転にもつながります」
モーターによるパワフルな加速は、ガソリン車とは一味違う走りの愉しさを味わえる。からっ風街道をはじめワインディングやアップダウンが愉しめるSTIが監修したSUBAROADのコース「“赤城のニュル”を駆けろ」でも、ソルテラの実力を感じながら走行した。
清水さん:「BEVは特に上り坂が快適です。上りを感じさせない、静かでしっかりとした加速はぜひ体感していただきたいです」
家電が車内で使えると、クルマの可能性がさらに広がる。たとえばポータブル冷蔵庫があれば、ドライブ先の道の駅などで、お肉やヨーグルトなどの冷蔵品も気にせず購入できる。
清水さん:「いつも帰り道に買っていたお土産を、行きの道で気兼ねなく買えるだけで、ドライブプランが広がります」
※こちらの記事は2026年冬号に掲載した内容です。