カートピア5月号で訪れた兵庫県淡路島あわじ花さじきの菜の花畑

Touring with SUBARU

花と香りをめぐる旅

淡路島〜兵庫県淡路市

瀬戸内海に浮かぶ最大の島である淡路島は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた島。そこは壮大な国生み神話に彩られた歴史と文化を持つ島でもあり、古くから御食国として皇室・朝廷に御食料を貢いだとされる食の宝庫でもあり、花が彩る美しい景観を持つ花の島でもあります。玉ねぎが有名ですが、他にも線香やいぶし瓦、吹き戻しの生産は全国1位。今月は、そんな淡路島で花と香りをめぐる日帰り旅をしました。

淡路島は公園の島、花の島

春霞で水平線と空の境界がほとんど見えない。海面の船が、まるで空中に浮かんでいるみたいだ。そんな景色をインプレッサ G4の車窓の向こうに眺めながら、全長4㎞近い明石大橋を渡って行くと、淡路島はすぐ。神戸市街地からは30分ほどだ。

淡路島の菜の花畑

取材時は菜の花が満開を迎ていた

2000年の淡路花博「ジャパンフローラ」の開催を機に「花の島」を目指してきた淡路島。70カ所の花の札所をめぐる「あわじ花へんろ」や、島内10カ所の公園や広場を会場に淡路花祭(5/28まで)なども開催されていて、花を楽しむ場所やイベントには事欠かない。島内には国営公園、県立公園を始め多くの公園があり、春から秋にかけて様々な花が咲き誇る。

紫ハナナ

4月以降、盛りとなる紫ハナナ

リナリア(姫金魚草)

4月以降、可憐な花を咲かせるリナリア(姫金魚草)

兵庫県が管理する「あわじ花さじき」は、甲子園球場の約4倍もの広大な花畑を無料で開放している施設。海に向かって広がる丘陵地が広大な花畑となっていて、花の絨毯の向こうは海というロケーションだ。春は菜の花から始まり、4月には可憐な紫ハナナ、リナリア、キンギョソウが、5月からは大輪であでやかなアイスランドポピーが楽しめる。夏にはひまわり、秋にはそばやコスモス、冬にはストック。花さじきは、年に3回の植え替え、前年秋から始まる春の花の準備と、スタッフの絶え間ない手入れによって、華やかな彩りに溢れている。直売所も併設されている。広報担当の井筒さんのおすすめは、淡路島産のびわを使ったソフトクリームだ。

あわじ花さじきの直売所の特産品

あわじ花さじきの直売所では玉ねぎをはじめとした特産品を買える

あわじ花さじきの直売所のソフトクリーム

あわじ花さじきの直売所で販売している
ソフトクリーム(ミルク味[右]とびわ味[左])

花さじきを後にして、1㎞ほどのところにある「淡路カントリーガーデン」に向かったのは、「あわじ大地のバーガー」という看板が気になったからだ。「淡路カントリーガーデン」は、動物と触れ合える牧場やコテージなどの宿泊施設を備えた複合施設。この施設にある「サフサフ」というハンバーガーショップでランチにした。淡路牛と国産豚、淡路玉ねぎを使った手作りパテと淡路玉ねぎソテーをふかふかの玄米パンでサンドした「大地のバーガー」は、淡路名産の玉ねぎの美味しさが十分に味わえる逸品だ。もう一つ、絶品なのは、淡路島牛乳とてんさい糖のみで作られた「あわじミルクのソフト」。甘すぎず、さらっとしていて、雑味のない純粋なミルクの美味しさが味わえる。

淡路カントリーガーデンのサフサフの「大地のバーガー」

淡路カントリーガーデン「大地のバーガー」ショップ

淡路カントリーガーデンのサフサフの「大地のバーガー」

淡路カントリーガーデンのソフトクリーム

サフサフのソフトクリーム

淡路カントリーガーデンのいちご大福

カントリーガーデン内で採れたいちごを
自分で包んでいただくいちご大福も美味しい

香りに包まれて、春のドライブ

午後、やわらかな日が射す中、海沿いの県道31号線を南下する。島内には神戸淡路鳴門自動車道が南北に通っており、そちらを使っても良いのだが、海岸沿いを走る県道31号線はドライブするのにはもってこいの道だ。

お線香・お香の練り上げ

お線香・お香の銘柄に応じた各種の原料・香料を調合。
温水を加え約30分練り上げる。

お線香を人の目で1本1本チェック

成形され乾燥させたお線香を人の目で1本1本チェックしながら
曲がりや折れなどがないか厳重な検査を行なう。

向かったのは薫寿堂というお香の工場。実は淡路島はお香・線香生産が日本一なのだそうで、淡路島の西岸にはいくつもの工場がある。製造担当の明石さんが私たちを迎え、案内してくださった。お香は、たぶの木の皮の粉を基材とし、そこに沈香や白檀などの香木を混ぜて固めたもの。材料を混ぜて塊にし、成形し、乾かし、検品、箱詰めしていく工程を見学させていただいた。

薫寿堂の手作りお香体験で作ったお香

薫寿堂の手作りお香体験で作ったお香

せっかくなので工場見学の後はお香作りを体験する。原料の粉に水と好きな香りのエッセンシャルオイルを加えよく混ぜる。塊になってきたら、平らに伸ばしてクッキー作りの要領で型抜きをする。約40分の体験だ。成形したお香はダンボールに挟んで持ち帰り、1週間ほど乾燥させれば完成。

プリント印香

薫寿堂のショールームで販売しているプリント印香。
置いておくだけでも可愛らしい。

お香の基材となるたぶの木

お香の基材となるたぶの木。

すっかり良い香りが移った手でハンドルを握り、県道31号線に戻る。実はこの道は淡路サンセットラインという愛称を持つ、夕日の名所でもある。海沿いをのんびり南に向かってドライブし、もう一度北上してきた頃には、太陽が海に落ちていく時間になっていた。多賀の浜海水浴場の駐車場にクルマを停めて夕日を眺める。風がほとんどなく、海面はつるりと滑らかに夕日を映している。夕日を眺めに来た人、海岸を散歩する人、学校帰りの学生。みんな、昼間の暖かさの余韻と春の夕方のまったりとした空気にのんびりと浸っている。

多賀の浜海水浴場駐車場とIMPREZA G4

多賀の浜海水浴場駐車場にて。IMPREZA G4。

太陽が海に沈むと、急に風が冷たくなった。そんな風に追い立てられるように、クルマに戻る。古事記によると、イザナギとイザナミの二柱の神が最初に生み出したのが淡路島なのだそうだ。淡路島はそんな、神代の物語に彩られた島でもある。今度はそんなスポットを巡る旅も良いななどと考えながら、淡路島を後にした。

今月のルート


神戸駅〜明石海峡大橋〜淡路カントリーガーデン
〜あわじ花さじき〜薫寿堂〜多賀の浜海水浴場

今月の紹介ポイント


あわじ花さじき

兵庫県淡路市楠本2865-4 
TEL:0799-74-6426
開園時間:9:00-17:00(最終入園は
16:30)
料金:入園無料
http://www.hyogo-park.or.jp/ha
nasajiki/

淡路カントリーガーデン

兵庫県淡路市野島常盤1463-6
TEL:0799-82-2953
定休日:毎週水曜
開園時間:10:30-18:00
料金:大人(中学生以上)400円、子供200円
※サフサフは入園口の外です。
http://awaji-garden.jp/

薫寿堂

兵庫県淡路市多賀1255-1
TEL:0799-85-1301
施設営業時間:10:00-16:00
休業日:年末年始(12/28ー1/5)
料金:工場見学は無料。お香作り体験は一人500円(税込)
https://www.kunjudo.co.jp/

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