
11月4~6日に愛知県新城市にてJAF全日本ラリー選手権最終戦となる新城ラリー2016が開催されました。スバルでは多くの応募者の中から幸運な15組の参加者を招待して、「ラリー観戦ツアー」を実施。元WRCドライバーの小西重幸氏の解説と共に観戦しました。また、当日はスバルの車体設計を担当しながらラリーにも参戦中の竹内源樹選手も飛び入りで解説。参加者たちを喜ばせてくれました。
開会式終了後はSS14「Onikubo」の観戦スポットへ移動します。この観戦スポットはSS14スタート直後のギャップを伴う難しい複合コーナーの近くで、迫力満点のラリーカーのサウンドを間近に感じることができます。
観戦スポットでは設計者でありラリードライバーでもある竹内源樹選手から、歴代インプレッサ(現WRX)の特徴についてのコメントも披露されました。それによると、2代目となるGDB型はキビキビ感が高く、その次の代のGRB型ではリアのトラクションが向上。さらに次の代VAB型はセダンボディとなり、ボディ剛性が大幅にアップしたとのこと。 なお、先日発売されたばかりの新型インプレッサについては「新型プラットホームを採用し、気になっていた部分を根本から改善したので、ぜひディーラーで試乗してください」と話してくださいました。
SS14を観戦した後は新城ラリーのメイン会場とも言える新城総合公園へ移動します。移動のバスの車内では小西重幸氏により、コドライバーが読み上げるペースノートについて解説が行われました。中でも参加者が驚いたのが、ペースノートを作成するのはドライバーであることと、ペースノートの出来でラリーの7割が決まるということでした。
新城総合公園では自由時間となり、SS15 Pref. Shinshiro Parkを観戦したり、多くの企業ブースを回ったり、飲食ブースで地元のグルメに舌鼓を打ったりと、参加者それぞれが思い思いに楽しみました。また、SS終了後はセレモニアルフィニッシュも見学。今回はスバルWRX STIを駆る勝田範彦/石田裕一組が逆転でチャンピオンを獲得。総合2位にも新井敏弘/田中直哉組が入るなど、スバルファンには嬉しい結果となりました。
応援ツアーの最後を締めくくるのは、こちらもスバルWRX STIで全日本ラリー選手権に参戦中の鎌田卓麻選手による同乗体験。今回は同選手が全日本ダートトライアル選手権参戦時に使用しているスバルWRX STIが用意されました。この車両は全日本ラリーで使用している車両よりパワーが出ているということで、大迫力の走りを体感することができました。