
今回も司会は岡嶋泰子さん。また、ゲスト解説者として、自らもSUBARU車でニュルブルクリンク24時間レースクラス優勝の経験がある吉田寿博選手を迎えて、パブリックビューイングはスタート。吉田選手は「天候の変化を読むのがニュルの難しいところ」「現地には毎年、20万人の観客が訪れて、年に一度のお祭りのような感覚なんです」と、ドライバー視点ならではのレース解説に加え、現地のレース観戦事情なども教えてくれました。
ちなみに長時間となる今回のパブリックビューイングでは、ニュルブルクリンク現地でSUBARUのチームスタッフが食べているのと同じレシピで作られた「ニュルカレー」が、ファンのみなさまに振る舞われました。
イベント中には、SUBARU BRZでジムカーナに参戦する“ジムカーナキング”こと山野哲也選手、同じくBRZでTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦する久保凛太郎選手が、サプライズで登場しました。お二人は、なんとプライベートで応援にきてくれたそう。最後まで会場でイベントを盛り上げてくれました。山野選手、久保選手、ありがとうございます!
会場とピットをSkypeでつないでもインタビューも行われ、今年から新たにWRXのステアリンを握ることとなった井口卓人選手や、ティム・シュリックがファンのみなさまの前に登場。和やかなムードで、ファンのみなさまの質問にくれました。
順調にクラス首位で周回を重ねていたSUBARU WRX STI NBR CHALLENGEは、フィニッシュまで残り1時間というタイミングでトラブルが発生し、ピットインをする事態に……。チェッカーフラッグが振られてから、ゴールラインを超えなくては完走とは認められませんから、コース復帰は必須です。会場中が固唾を呑んで、再び走り出すことを祈りました。
ファンのみなさまの祈りも届いたのか、残り十数分のタイミングでSUBARU WRX STI NBR CHALLENGEはコースに復帰。マシンをいたわりながら2周を走行し、見事SP3Tクラス5度目の優勝となりました。最後にステアリングを握っていたのは、山内英輝選手。昨年の悔しいリタイアを乗り越えてのクラス優勝だけに、その喜びはひとしおだったでしょう。会場では「よかったね」「ホッとした」との声があちこちで聞かれました。
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGEの勇姿を見届けたところで、会場ではじゃんけん大会が行われました。商品はSUBARU WRX STI NBR CHALLENGEのラジコンや、吉田選手が実際にニュルブルクリンクでレース時に着用していたというポロシャツなど、豪華かつ貴重なもの!
最後はみんなで記念撮影。「やっと勝てたなというのが正直なところ。これからも見捨てないでSUBARUを応援してください」との吉田選手の言葉で、パブリックビューイングは終了しました。遅い時間にも関わらず、最後まで残ってくださったファンのみなさま、本当にありがとうございました!