
3連休最終日の海の日(7月17日)に、第5回目となる工場見学ツアーが群馬製作所で開催されました。今回はなんと3100名以上もの応募があった中、厳正な抽選により選ばれた48名様に、通常の工場見学ではできない体験をたくさんしていただきました!
まずは矢島工場内のビジターセンターにてオープニング。スバルネクストストーリー推進室の岡田貴浩室長による開会宣言の後、群馬製作所の福水良太副所長より、ここ群馬製作所がどんなところか、中島飛行機時代からの歴史も交えながら説明をし、概要をみなさまに学んでいただきました。
そしていよいよ工場見学のスタート!
まず初めに向かったのは本工場にあるテストコース。本工場に入場するとバスはセーフティーカーに先導されながら、セキュリティの厳しいテストコース内へ入っていきます。ここではドライバーが運転するWRX STIに乗って、高速周回で上からの重力を体感できるバンクのついたコースを走行しました。約50年前の時代に設計されたテストコースを最新のWRXSTIよる走行。120km/hを超える走行でも安定しており、新時代のSUBARUのクルマづくりを学ぶことができました。走行後のみなさんの表情は笑顔でいっぱい!「少年のような気持ちになれるね」という声も聞かれました。
続いてはスバルの福利厚生施設、雄飛荘での昼食。結婚式を行うこともあるという2階のスバルホールでお食事を召し上がっていただきました。
ちなみに、一般の方でも1階のお店でお食事をすることもできますよ!
お食事の後は本工場の本館へ。昭和9年から使用されている本館にはスバルの歴史がたっぷり詰まっています。この本館ではスバルのトリビアでもある、中島飛行機時代から使用されている側溝の蓋や、来賓室などを見学。みなさんたくさん写真を撮っていらっしゃいました。
さらには新社屋へ行き、エントランスの天井に隠れた六連星を探したりもしました。
続いて矢島工場へ。プレス工程や溶接組立工程を見学し、さらには通常の工場見学にはない特別メニューとして、専用カートに乗車をしていただき工場内の通路を走行。最終部品取付組立工程の作業をすぐ横から間近に見学していただきました。スバルをつくる従業員と同じ目線での見学だからこそ!部品棚を使いやすくするための工夫など、細かいところまでじっくり見ていただくことができました。1分単位で行われている各工程の作業。みなさまにはそのスピード感や臨場感、迫力をお楽しみいただけたのではないでしょうか。ロール状の鉄板が1台の車になるまでを一気にご覧いただきました。
またビジターセンター内のスバル360やスバル1000をはじめとする歴代の車や、ラリーカーなどの展示物をご覧いただきながら記念写真を撮るなど、様々お愉しみいただきました。
最後にはSDA(SUBARU DRIVING ACADEMY)の方をお呼びしてのトークショーと質疑応答の時間も設けました。登場したのはSDA一期生かつ車両実験統括部CAP主査の白鳥文昭、SDA二期生で機械設計第1課の平井啓太、そしてSDAの人材育成からテストコースの庶務雑務までこなすSKC管理課課長の秋山徹の3名です。
テストドライバーを置かず、エンジニアが自らテストドライブを行うスバルの開発方法について、実際にテストドライブを行っているSDAのメンバーからお話をしました。テストドライブをするに当たってどのようなライセンスが発行されているかなどSDAのシステムもご紹介。安心と愉しさをみなさまにお届けするために一人ひとりがどのようなことを心がけているか、少しでも伝わっていたら幸いです。
質疑応答の時間では、時間が足りなくなってしまうほどたくさんの質問が!みなさんからの生の声を聞いて、SDAのメンバーも刺激になったとのことでした。
全てのプログラムが終了し、みなさまはバスに乗って帰路へ。「とても楽しかったです!」と声をかけてくださる参加者の方もいらっしゃいました。夏休みの自由研究がもうバッチリ!またみなさまにお会いするのを楽しみに、スタッフ全員でバスが見えなくなるまで手を振ってお見送りをしました。バスの中から、みなさまが笑顔で手を振り返してくださいました。みなさまが笑顔でい続けられるように、私たちも「安心と愉しさ」を追求し続けようと心引き締まる1日となりました。