レイバック S:HEV 開発者interview 〜開発コンセプト編〜
レイバック S:HEVが目指した新たな価値とは
トピック | 2026/06
- 小林 正明
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商品革新本部 スポーツ車両企画室
PGM(プロジェクトゼネラルマネージャー)
個性をより際立たせるための挑戦
「レイバックの価値を、もう一度見つめ直したかったんです」。
そう語るのは、レイバック開発責任者の小林正明だ。
2023年に誕生したレヴォーグ レイバックは、レヴォーグ譲りの走りの質の高さと、SUVとしての走破性、上質な乗り味。そのすべてが高いレベルで融合することで生まれる“心地よさ”が高く評価された。この心地よさを損なうことなく、唯一無二の個性を際立たせたい。開発陣は、レイバックにまだ見ぬ可能性を感じていた。
一方で、お客様からは燃費やスタイリング、装備などの面でさまざまなご意見もいただいており、開発陣の狙いとの間にギャップがあったのも現実であった。
その中でも、お客様だけでなく販売現場からも強い要望として挙がっていたのは、ストロングハイブリッドの搭載だった。開発陣はその期待に応えるべく、走りや乗り心地、積載性といったレイバックに受け継がれるツーリングワゴンとしての価値を、ストロングハイブリッドによってさらに進化させることを目指した。そして、合理的にスピード感をもって、かつアフォーダブルに生み出す、という大きな挑戦に挑んだ。
レガシィから続く“ツーリングワゴンとしての価値”を現代で磨く
SUBARUのツーリングワゴンとしての価値は、1989年のレガシィから脈々と受け継がれ、レイバックの根幹を支えている。
それは、荷物を積める実用性。どこまでも走りたくなる安定感。長距離でも疲れにくい快適性。そして、ドライバーの意思に応える質の高い走り。それらを磨くために、ストロングハイブリッドは重要な存在だった。
「ストロングハイブリッドによって、静粛性、質感をさらに高めていく。そしてSUBARUのワゴンらしい荷室容量もしっかり確保しながら、“移動の質”を高めることを目指しました」。
つまりレイバック S:HEVは、SUBARUが長年培ってきたツーリングワゴンの価値を進化させたモデルなのである。
ストロングハイブリッドの力で、より長く、もっと自由な存在に
ストロングハイブリッドの搭載によって、進化したレイバックの“移動の質”は随所に表れている。
まず、発進直後の低速域からアクセルレスポンスの良さを体感できる。2.5Lエンジンによる余裕あるトルクに加え、モーターの力強いアシストによって、アクセルを踏むとリニアに反応する。街中でも高速道路でも、ストレスを感じにくい加速フィールを実現した。
また、ストロングハイブリッドといえば、燃料タンクの容量拡大による航続距離の伸長は欠かせない。さらにレイバックでは初めてのX-MODEを搭載し、悪路での走破性も向上した。レヴォーグ譲りの視界性能や荷室性能に、長距離の移動性能と走破性を加えることで、ドライバーの行動領域をさらに拡げるクルマとして進化を遂げた。
さらに、お客様や特約店からの要望を踏まえ、全高を1550㎜と設定した。
「立体駐車場の利用も視野に入れた設計とし、選択肢の間口を広げました。加えて、走破性や最低地上高を維持できるよう、パッケージングを見直しました。車高を20㎜低く設定することで、同じストロングハイブリッド搭載モデルの中でも、フォレスターやクロストレックとは異なる、レイバックならではの走りを愉しめるキャラクターを確立しています」。
“移動の質”の向上に大きく貢献したストロングハイブリッドだが、搭載に至るまでに苦労もあった。
「レイバックの既存のプラットフォームに対して、ストロングハイブリッドのシステムをそのまま搭載できる訳ではなく、パッケージングから見直す必要がありました。試行錯誤に長い時間を要しましたが、多くの開発者の知恵と、フォレスターやクロストレックで培った知見が支えになりました」。
積み重ねてきた技術資産から新しい価値を生み出していく。レイバック S:HEVはSUBARUの未来につながる一台になるのではないだろうか。
「このクルマには、“人生の愉しみを拡張したい”という想いを込めています」。
旅先へ向かう時間。家族や仲間と過ごす移動時間。何気ない日常のドライブ。
長距離を走るほど、その心地よさが実感できる。
レイバック S:HEVは、“移動を愉しむSUBARU”を体現した、SUBARUの新しいツーリングワゴンなのだ。
※国内仕様・プロトタイプのため、実際の製品とは異なる場合があります。なお、仕様は予告なく変更する場合があります。
※すべての立体駐車場に入庫可能とは限りません。車両サイズ(全長、全幅、全高等)や重量に対応しているかを必ずご確認ください。 また車両の状態により、表示寸法上では入庫可能な駐車場でも、検知センサーによる警告や車高制限バーへの干渉で入庫できない場合などがあります。