トピック

レイバック S:HEV 開発者interview 〜デザイン編〜

「凛」と「包」を磨き上げて生まれた、
レイバックの新たな価値


トピック | 2026/06

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの傍でしゃがんで、左手を添えるSUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

プロフィール

カートピア 源田 哲朗プロフィール画像 | SUBARU
源田 哲朗

経営企画本部 デザイン部

ICE車系開発 主査 デザインマネージャー

「凛」と「包」をさらに際立たせる


「ストロングハイブリッドによって進化した価値を、デザインとしてどう表現するか。それが今回の大きなテーマでした」。

そう語るのは、2023年発売の初代レイバックからデザインを担当してきた源田哲朗。これまでを振り返りながら、ストロングハイブリッド搭載のレイバック(以下、レイバック S:HEV)のデザインの狙いについて語ってくれた。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの前に座り、身振り手振りをしながら話すSUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

レイバックのデザインコンセプトは、「凛(りん)」と「包(ほう)」。レヴォーグの先進的でスポーティな「凛」とした佇まいと、レイバックらしい豊かで大らかに「包」みこむ様を掛け合わせて、従来のSUBARUのSUVが持つラギッドな印象とはまた異なる、豊かで洗練された独自の世界観を目指してきた。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの前に座り、身振り手振りをしながら話すSUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

「ストロングハイブリッド搭載によって、気持ちの良い走りや静粛性、乗り心地が向上しました。その進化をデザインでも伝えるために、走りの良さと上質さを意識して際立たせた結果、エクステリアでは『凛』が、インテリアでは『包』がより高まったデザインに仕上がりました」。

進化した価値を磨き上げたエクステリア


エクステリアでは、S:HEVの動力性能や時代に合わせて進化した価値をより大胆に、より先進的に磨き上げた。その結果、「凛」の要素がより高まり、豊かで包み込まれるような雰囲気を活かしながらも、「凛」と「包」の狙いはそのままに新しい印象を生み出すことができた。

カートピア 正面から見たストロングハイブリッド搭載のレイバック。 | SUBARU

なかでも、象徴的なのはフロントフェイスだ。

ストロングハイブリッド搭載に伴ってフロントフードダクトが不要となり、すっきりと洗練された姿に。滑らかなシルエットによって「上質感」「先進感」を表現している。

また、レイバックはフロントフェイスを一つの“塊”と捉えてデザインするのが流儀だ。今回はレイバックS:HEVらしい顔周りを目指し、ヘッドランプからグリルをシームレスかつワイドに繋げ、高性能さが伝わる表情を作り上げた。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックのフロントにあるランプ類やヘッドランプウォッシャー周辺。 | SUBARU
レイバックS:HEVは、ヘッドランプウォッシャーの開口部をグリルの中に取り込み、フロントに一体感が生まれた。

また、アルミホイールはS:HEV専用デザインを採用している。特徴的な鍵型のモチーフが連続し、緻密さ、先進性を表現する「凛」の要素が高まった。また、空気の流れに配慮した形状を取り入れ、走りの良さ、緻密で洗練された佇まいと燃費性能、これらを高次元で両立するホイールが誕生した。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックのタイヤ、ホイール。SUBARUデザイン部の源田哲朗が手を添えながら説明している。 | SUBARU

「レイバックの世界観を継承しながら、時代に合わせた先進性や、ストロングハイブリッド搭載による進化をデザインで表現しました。フロントは特に変化した部分ですが、第一印象でレイバックだとわかる。でも新しさも感じる。そのバランスに一番こだわりました」。

S:HEVモデルはターボモデルと比べて車高が20mm低い。全体の構えが低くなり、視覚的にも精悍な印象を生み、レイバックの持つ走りの良さがより際立つエクステリアを実現した。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックが木々の中を走る様子。 | SUBARU

上質さを全身で感じられるインテリア


インテリアでは、上質さや豊かさを磨き上げ、よりリラックスできる居心地の良い空間を目指した。エクステリアと比べると、「包」の要素を強く感じていただけるデザインに仕上がっている。

乗り込んだ瞬間から上質さを感じられるように、Premium S:HEV EXのレザーシートはレガシィ アウトバックでも好評だったタンカラーのナッパレザーを設定。明るく豊かなタンと、落ち着きのあるブラックを組み合わせたコーディネートで、S:HEVモデルにふさわしい品格ある室内空間をつくり上げている。一方、Premium Black S:HEV EXではブラックの本革シートを設定し、より引き締まった空間を表現した。

長い時間を過ごす室内だからこそ、心身ともにリラックスできる空間で、心ゆくまでS:HEVの走りを愉しんでいただきたい。包み込まれるような豊かさを感じるインテリアは、上質さを磨いたレイバック S:HEVならではだ。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの内装。 | SUBARU
タン/ブラックの本革(ナッパレザー)シートを設定した、Premium S:HEV EXのインテリア。
カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの内装。 | SUBARU
ブラックの本革シートを設定した、Premium Black S:HEV EXのインテリア。
カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの運転席シートに手を添えるSUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

クルマと共に進化するSUBARUのデザイン開発


ストロングハイブリッド搭載にあたって、機能性や安全性を高い次元で融合させるために、今まで以上に難易度の高いミッションに直面した。それを乗り越える助けになったのが、「完全デジタルエンジニアリング」という手法を最大限活用したことだ。

レイバックでも「デジタル先行開発」という手法を取り入れ、デジタル技術を最大限に使いながら、デジタル環境の中でレイバックらしい“味わい”の部分まで造り込むことができた。レイバックS:HEVはその経験から更にスキルを磨き上げて、デジタル環境の中でも豊かさや上質さを細部に込めた味付けができるようになった。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックの前に座り、身振り手振りをしながら話すSUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

「積み重ねてきた技術力や知見に新しい価値を組み合わせ、いかにして最適な答えを出すか、というのがデザイナーに求められる使命だと思っています。レイバック、レイバック S:HEVで様々なデジタル手法に挑戦して得た知見は、今後のSUBARUのデザイン開発における強みになっていくと思います」。

カートピア ストロングハイブリッド搭載のレイバックのリヤにあるエンプレムに手を添える、SUBARUデザイン部の源田哲朗。 | SUBARU

ストロングハイブリッドによって進化した“移動の質”を、見た瞬間、乗り込んだ瞬間から感じられるように「凛」と「包」をさらに磨き上げたレイバック S:HEVは、現代のグランドツーリングカーにふさわしい佇まいをまとっている。

※国内仕様・プロトタイプのため、実際の製品とは異なる場合があります。なお、仕様は予告なく変更する場合があります。

↓レヴォーグ レイバック S:HEVの詳細はこちら!

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