SUBARUの進化の道筋を辿る
【星々の軌跡】WRX編トピック | 2026/08
モータースポーツで勝つために生まれたハイパフォーマンスカー
SUBARUのスポーティな走りを象徴するモデル「WRX」。World Rally Championship (世界ラリー選手権)の「WR」と、過去にSUBARUで販売していたレオーネなどのスポーツグレードの名称に採用されていた「RX」を組み合わせて名付けられたWRXは、その名のとおりWRCに挑戦するために生まれたクルマです。BOXERターボとシンメトリカルAWDを核に、モータースポーツで磨いた走行性能を公道へフィードバックし、あらゆる道で安心と“走る歓び”を届けてきたWRX。その進化の軌跡を辿ります。
1992〜インプレッサ WRX(GC/GF型)
4WDピュアスポーツセダン
1992年に“新上級大衆車”としてデビューしたインプレッサは、その一方でWRCへのチャレンジを前提に開発されたモデルでもありました。セダン、スポーツワゴン、WRXの3バリエーションで展開された初代インプレッサ。WRXは2.0L BOXERターボを搭載し、その圧倒的なパワーを引き出すフルタイム4WDと5MTが用意され、“ピュアスポーツ”と呼ぶに相応しいセダンとしてデビューしました。WRCには1993年よりインプレッサ WRXで参戦。1997年には日本車メーカー初の3年連続タイトルを獲得し、圧倒的な走行性能の高さを実証しました。
- 「カートピア」1992年11月号
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「速報インプレッサWRX ニュルブルクリンクタイムアタック」
ドイツ・ニュルブルクリンクのオールドコース(1周20.832㎞)にWRXを運び込み、タイムアタック。8分28秒93というタイムを記録した。(※当社測定値)
2000〜インプレッサ WRX(GD/GG型)
走りの感動を21世紀に継ぐもの
2代目インプレッサは、スポーツワゴンとセダンの2タイプで2000年8月にデビュー。セダンはシリーズ名をWRXとして“インプレッシブ・スポーツセダン”をコンセプトに、走りのポテンシャルをさらに高めることを追求。前後トレッドを拡大し全幅を1730mmに設定した3ナンバーサイズボディを採用し、ルーフ高をスポーツワゴンに比べて低くおさえるなど、走りを重視したセダン専用パッケージングとして開発されました。
2000年10月には新開発の高剛性6速MT、新設計の専用エンジン、倒立式ストラットサスペンションなどを採用した特別モデル「STiシリーズ」を発売。初代同様、STIが手がける限定モデルが続々登場し、発表のたびに話題となりました。
- 「カートピア」2002年11月号
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「New インプレッサ登場」
2代目インプレッサのバリエーションからスポーツセダンWRX STiのパフォーマンスをニュルブルクリンクのオールドコースで検証。ドライバーはトミ・マキネン選手。
2007〜インプレッサ WRX STI(GR/GV型)
美しく走るために生まれてきた
2007年にデビューしたインプレッサ WRX STIは、標準のインプレッサシリーズとは車両型式も異なる専用のワイドボディに、高性能のターボエンジンを搭載した独自路線のスポーツモデルとして開発されました。2010年にはロードスポーツとしての性能を追求した4ドアモデルも登場。モータースポーツでは、2008年よりツーリングカーレースの最高峰と言われるニュルブルクリンク24時間レースに本格参戦をスタートし、2011年にはSP3Tクラス初優勝を飾りました。
- 「カートピア」2009年8月号
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「IMPREZA WRX STI spec C登場」
900台限定で発売されたスペシャルモデルspec Cについて開発に携わったPGMの森宏志、エンジニアの伊藤和広の両名が想いを熱く語るインタビュー特集。
2014〜WRX S4/WRX STI(VA型)
最高の走りと最上の安心をひとつに
2014年、インプレッサシリーズから独立したWRXシリーズとしてWRX S4、WRX STIが登場。S4という名称には“Sports performance”、“Safety performance”、“Smart driving”、“Sophisticated feel”という、4つのSを融合した新しい価値を持ったスポーツセダンという意味が込められています。
WRX S4は2.0L直噴ターボ“DIT”と高効率のスポーツリニアトロニックを組み合わせ、圧倒的な動力性能と優れた環境性能を両立。さらに、WRXシリーズとして初めてアイサイトを搭載し、総合安全性能も向上しました。WRX STIはEJ20型2.0L水平対向ハイパワーターボエンジンや、マルチモードDCCDシステム等を搭載し、SUBARU最高峰のAWDスポーツパフォーマンスを象徴するモデルでした。
- 「カートピア」2014年9月号
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「WRX S4 WRX STI DEBUT!」
Pure Power in Your Controlをコンセプトに、ボディ剛性に磨きをかけた新型WRX S4/STIの開発を指揮した高津益夫PGMが新加入のS4などエピソードを語る。
2021〜WRX S4(VB型)
新次元のセイフティドライビングを
2021年に現行モデルとなる2代目WRX S4が登場。新開発2.4L直噴ターボ“DIT”エンジンとスバルパフォーマンストランスミッションの協調制御で操る愉しさを深め、ドライバーの意思に忠実に応える新次元の走りを実現しました。高度運転支援システム アイサイトXも装備し、スポーツ走行から日常の運転まで心から安心してドライビングを愉しむことができます。
WRXの進化の軌跡は、SUBARUがモータースポーツに挑み続けてきた歴史。時とともにその姿を変化させながら、世界を舞台に鍛え上げられた走行性能で、いつの時代も走りを愛する多くのお客様に“Fun to Drive”を届けてきました。WRXはこれからもSUBARU最高峰のドライビングプレジャーを提供し続けていきます。
- 「カートピア」2022年5月号
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「SUBARU MOTORSPORT 2022」
モータースポーツシーズン開始直前、レース観戦がもっと面白くなる見どころを特集。この年、3年ぶりにWRX STIがニュルブルクリンク24時間レースに復帰。
WRX Motorsport Challengeの軌跡
モータースポーツで勝利するために生まれたWRX。誕生してから現在まで様々なレースの舞台でチャレンジを続け、競技の場で培ったテクノロジーにより、ハイパワーを自在にコントロールする愉しさを磨き続けています。
WRCで歴史的快挙
過酷なラリーフィールドから得られる貴重な技術的ノウハウを量産車の開発に活かすため、1990年よりSUBARUは本格的にWRCに参戦。インプレッサは1993年からレガシィの後継として投入され、1997年には日本車メーカー初の3年連続3度目のタイトルを獲得。またコリン・マクレー(1995年)、リチャード・バーンズ(2001年)、ペター・ソルベルグ(2003年)と、3人のドライバーズチャンピオンを輩出しました。2005年にはプロダクションカーWRC (PCWRC) で新井敏弘がシーズンチャンピオンを獲得。これは、FIA(国際自動車連盟)が認定する世界選手権の四輪モータースポーツ部門で、日本人として初のワールドチャンピオンを獲得した歴史的快挙となりました。
- 「カートピア」1994年7月号
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「インプレッサ WRCで勝つ!」
WRC第5戦、ライバルを全く寄せ付けず圧勝したアクロポリスラリー。興奮冷めやらぬ様子を現地レポート。優勝へ導いたドライバーはカルロス・サインツ選手。
ニュルブルクリンク24時間レースで奮闘
2008年からインプレッサWRX STIでドイツのニュルブルクリンクサーキット(NBR)を24時間走り抜く耐久レースへの本格参戦が始まりました。NBRは、全長約25km、高低差約300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界で最も過酷だと言われるサーキット。WRXはSP3Tクラス(2リットル以下のターボ車)において、現在まで6度のクラス優勝を果たしています。NBRを速く安全に走れたら、世界のあらゆる道で通用するとされ、SUBARUも初代インプレッサ発売直後の1992年以来、このNBRで量産車両の開発テストを実施しています。
- 「カートピア」2014年6月号
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「ニュルブルクリンク24時間レース~再び頂点を目指して~」
この年、北米で発表された新型WRX STIをサーキット仕様にチューニングして挑むSTI辰己英治総監督と、車両開発に携わったSUBARU市澤眞がNBR24Hを前に対談。
※こちらの記事は2026年冬号に掲載した内容です。