アイサイトは人をサポートするための、
どこまでも人に近いシステムです。
ドライバーは運転に必要なほとんどの情報を2つの目から得ています。だから、ドライバーをサポートするには人間と同じように2つのカメラで物を見るシステムが最適だと考え、SUBARUはアイサイトを開発いたしました。
SUBARUのアイサイトは人間が運転する感覚に近いスムーズな運転支援を行います。
さらに新世代アイサイトはステレオカメラも進化!
アイサイトXから採用されたステレオカメラは従来比で視野角約2倍に広角化。さらに認識性能を高めるとともに、フロントガラスに直接貼り付けフードで密閉することでレンズへの接触を防ぎます。
人は右目と左目で微妙に差のある映像を見ています。その差が大きければ近くにあるもの、小さければ遠くにあるもの、そうやって立体的に物体の位置や形を把握します。アイサイトは、この原理を利用して、前方にある物体の種類、距離、移動速度を認識します。
この特長を活かした4つの機能で、安全かつ快適なドライブをもたらします。
人間の2つの目と同じように
2つのカメラで見ている。
立体的に物体を見て距離、形状、
移動速度などを認識。
人、モノ、クルマ、白線、さらにカーブ
などの道路形状を見分けることができる。
アイサイトは、まず2つのカメラで前方に何があるかを認識し、それに対してクルマをどう動かすかを判断し制御します。
そのため、カメラの正しい視野範囲が上下に動いたり、視界が妨げられることでシステムが正確に作動しなくなる場合があります。
ここではステレオカメラの視界を良好に保つために気を付けていただきたいことをご紹介します。
ステレオカメラの確かな視界を守るために、下記のことをお守りください。
足回りのパーツを改造しないでください。
タイヤの空気圧を適正に保ってください。
ご自分のクルマに適したサイズのタイヤやホイールを装着してください。
フロントガラスやダッシュボードの禁止エリアにアクセサリーを付けたり、物を置いたりしないでください。
車種ごとの禁止エリアやアイサイトのバージョンについては取扱説明書をご覧ください。
カメラの視界を遮るおそれがあるので、SUBARU純正品以外のルームミラーを付けないでください。
水分が水滴状態になりカメラの視界を遮る場合があるのでフロントガラスにコーティング剤をつけないでください。
フロントガラスはいつも綺麗に保ち、内側の汚れや曇りにも気を付けましょう。
SUBARU純正指定品以外のワイパーブレードはカメラの視野範囲をすべて拭けなかったり、ガラス面に合わず拭き残しができるおそれがあります。
指紋や汚れがつかないようにカメラのレンズは触らないでください。
フロントガラスにヒビや傷が付いた時やフロントガラスを交換する際はSUBARU販売店にご相談ください。
ステレオカメラを取り外したり、分解しないでください。
環境によっては、アイサイトが十分に
機能しない場合があります。
環境によってアイサイトの性能が低下したり、対象を正確に認識できない場合があります。ドライバーの皆様は特に下記のことに注意していただき、常にご自身で前方や周囲を確認し必要に応じてブレーキを踏むなどの操作を行ってください。
ステレオカメラの視野範囲は
限られています。
また、視野範囲に対象物が入ってから
制御・警報の
対象となるまでには
数秒間かかります。
対象を認識してからシステムが作動するまで数秒間かかります。そのため急に飛び出してくる対象に対してシステムが作動しない場合があります。
身長1m以下の小さな子供など、高さの低い対象はカメラの視野範囲から外れるため認識できず、システムが作動しない場合があります。
ステレオカメラは人の目と似た
特性を持っています。
そのため、
運転者にとって前方が見えにくい状況
では、ステレオカメラも
同様に前方の車両や障害物、車線を
認識しづらくなります。
悪天候時には性能が低下したり、一時停止状態になる場合があります。
逆光を受けると性能が低下したり、一時停止状態になる場合があります。
炎天下で放置した後など車内の温度が高いとき、または極寒の環境で放置した後など車内の温度が低いとき、アイサイトが一時停止状態になる場合があります。
夜間やトンネルなどの暗い場所でもテールランプを点灯した先行車は認識します。しかし、テールランプの点灯していない先行車は認識できない場合があります。