トピック

NEW OUTDOOR STYLE 最前線

“オール電化”で愉しむ
次世代キャンプ〜後編〜


トピック | 2026/09

カートピア 緑豊かなキャンプ場で、トレイルシーカーのそばにテントを張り、3人でキャンプを愉しむ様子。 | SUBARU

電気を活用することで、アウトドアの愉しみ方はさらに広がりを見せている。調理も、くつろぎも、車中泊も、もっと快適に。しかも、その電源を担うのはクルマだ。大容量バッテリーを搭載した新型BEV「トレイルシーカー」とともに、“オール電化キャンプ”という新しい魅力を体験した。

後編では、くつろぐ時間の過ごし方や、ナビゲーターの辻榮さんと2人のBLDによる対談をお届けします。

※BEV=Battery Electric Vehicleの略。バッテリーとモーターのみで動く電気自動車のこと。

ゆとりが生む思い思いの時間


キャンプでは設営や調理に多くの時間を使いがちだが、オール電化キャンプならその負担が少なく、思い思いの時間を過ごす余裕が生まれる。お気に入りのチェアを並べてコーヒーを飲んだり、自然の音に耳を傾けたり。自然の中にありながら家のような快適さもある。

カートピア タープテントの下でテーブルを囲んで談笑する山本さん、加藤さん、辻榮さん。 | SUBARU

電力を活用すれば、プロジェクターで映画を観たり、ゲーム機を持ち込んで仲間と遊んだりと、愉しみ方はさらに広がる。自然の中での映画鑑賞という、本来キャンプでは難しかった体験も、オール電化なら選択肢の一つになるのだ。

辻榮さん「自然を愉しみたい人もいれば、映画を観たい人もいる。どちらか一方ではなく、どちらも選べるのが面白いんです」。

カートピア タープテントの下でテーブルを囲んで談笑する山本さん、加藤さん、辻榮さん。 | SUBARU
キャンプ場のサイレントタイムに注意。利用時間は要確認。

テント泊も、車中泊も。宿泊の選択肢を広げるBEV


キャンプ場では夜間のアイドリングを控えるのが基本。だが、BEVならエンジン音や排ガスを気にすることなく、エアコンなどを使用しながら快適に過ごせる。必要なときに空調を使えることは、アウトドアで過ごす安心感にもつながる。

クルマの電源がオンの状態ならアクセサリーコンセントも使用できるので、スマホの充電なども心配ない。冬は電気毛布を活用すれば、快適に就寝できる。オール電化キャンプの拠点はテントだけとは限らない。BEVなら電気を使いながら快適に過ごせるため、車内そのものを宿泊スペースとして活用できる。

カートピア トレイルシーカーの荷室にマットや寝袋、ローテーブルなどを配置している様子。 | SUBARU
カートピア トレイルシーカーの車内で小型扇風機やヘアアイロンを使い、車中泊を快適に過ごす様子 | SUBARU
小型扇風機やヘアアイロンなどを使えば、車中泊ももっと快適に。
カートピア トレイルシーカーの車内で小型扇風機を使い、車中泊を快適に過ごす様子 | SUBARU
カートピア トレイルシーカーの車内でヘアアイロンを使い、車中泊を快適に過ごす様子 | SUBARU
小型扇風機やヘアアイロンなどを使えば、車中泊ももっと快適に。

また、トレイルシーカーは広い室内空間を備えており、後部座席を倒せば就寝スペースを確保できる。さらに、クルマを拠点にすることでテントの設営や撤収にかかる手間を減らせるため、より気軽にアウトドアを愉しめるのもメリットだ。

辻榮さん「天候や気温によってテント泊と車中泊を選べるのも魅力です。快適に眠れる選択肢が増えることで、アウトドアの愉しみ方も広がります」。

実際どうなの? オール電化キャンプのBEVバッテリー使用量


オール電化キャンプで気になるのが、「電気をたくさん使っても帰りの電力は大丈夫?」という点。今回は東京都内から千葉県睦沢町の往復走行と、冷蔵庫や調理家電、プロジェクター、スマホ充電に加え、車中泊時にエアコンなどを使用し、途中充電をせずに東京へ帰着。キャンプ終了時の充電残量は68%、車中泊後でも58%を確保しており、移動とアウトドアの両方を支えられるBEVの大容量バッテリーの頼もしさを実感する結果となった。

カートピア オール電化キャンプで使用した電力と、トレイルシーカーのバッテリー残量の推移を示した図。 | SUBARU

※上記バッテリー残量の推移は、今回の取材時の使用条件における一例です。実際のバッテリー消費量や残量は、走行条件、気象条件、道路状況、乗車人数、積載量、エアコンや電化製品の使用状況などにより異なります。

「移動」から「暮らし」へ。電気自動車の新しい価値を考える


オール電化キャンプを通して見えてきたのは、BEVが持つ新たな可能性である。移動手段としてだけでなく、アウトドアや防災、日々の暮らしを支える道具として活躍するBEV。その魅力と価値について、EVキャンプの実践者・辻榮亮さんとBEVライフデザイナーのお二人に話を聞いた。

不便さだけがキャンプじゃない

加藤さん:正直、キャンプってもっと大変なものだと思っていました。でも実際にやってみると想像以上に手軽でしたね。普段使っているものを活用できるので、「これなら自分でもできそうだな」と感じました。

山本さん:私もキャンプは道具を揃えて、火を起こして、というイメージが強かったです。実はソロキャンプの道具を買ったことはあるんですけど、家で眠っていて(笑)。でも家電を持ってくれば良いというのはすごく新鮮でした。子どもが4歳なので、火を使わない安心感も大きかったです。

カートピア キャンプサイトのテーブルを囲み、食事をしながら話す山本さんと加藤さん | SUBARU

辻榮さん:不便さを愉しむキャンプももちろんあります。でも、それだけがキャンプじゃない。もっと気軽に自然を愉しみたい人や、家族との時間を大切にしたい人にとって、新しい選択肢になると思います。

BEVは“移動”するだけの道具ではない

辻榮さん:BEVの最大の特徴は、“移動”以外の役割があるということです。今日みたいにキャンプでは電源になるし、災害時には蓄電池やシェルターにもなる。普段使っているクルマが、週末はキャンプの拠点になり、有事には防災にも役立つ。そこが面白いと思うんです。

山本さん:千葉県でも台風や水害を経験している地域がありますし、防災を意識されるお客様もいらっしゃいます。今回の体験で、BEVは愉しさだけでなく安心にもつながると実感しました。

加藤さん:私は「移動と行動の自由」が広がるクルマだと感じました。できることの幅がぐっと広がるので、「次は何をしようかな」と考えるのも、BEVの愉しみですよね。

カートピア キャンプ場でトレイルシーカーのそばに立ち、会話する山本さん、加藤さん、辻榮さん。 | SUBARU

ガソリンと電気、自分に合うものを選ぶ

辻榮さん:私自身、昔も今もガソリン車が大好きで、レガシィに乗っていたこともありました。なので、どちらにも魅力があると思います。でも、感覚で言うと、電車と船くらい違う。普段の移動ならBEVの方が楽ですが、心が躍るかどうかはまた別の話で、人それぞれ。どちらが上というより、自分のスタイルに合うものを選んで良いと思います。

カートピア キャンプ場で笑顔で話す辻榮さん。 | SUBARU

山本さん:私もBEVの魅力を知ってトレイルシーカーを購入しました。電気ならではの走りの愉しさやコスト面、自分の暮らしや遊び方に合うなら、すごく魅力的な選択肢です。やりたいことの幅が一気に広がるので、一台で色々愉しみたい方には、とても向いていると思います。

加藤さん:私も最初は、正直ガソリン車の方が自分に合っていると思っていました。でもBLDの研修でBEVを貸与され、しばらく日常的に乗ってみると、走りもいいし、コストも抑えられる。研修後にガソリン車へ戻ってからも、その便利さが恋しくなるくらいでした。

カートピア 緑に囲まれた中に停車する、トレイルシーカーの後ろ姿。 | SUBARU

世界を広げる、SUBARUのBEV

山本さん:SUBARUらしい、どこへでも行ける安心感はありながら、BEVなら行った先で電気も使える。移動の先にある愉しみまで広げてくれるのがSUBARUのBEVの面白さだと思いました。

加藤さん:トレイルシーカーは積載性や走破性など、アウトドアとの相性がとても良いですよね。もっと世界を広げたいと思うオーナーの皆様に、新しい選択肢としてご提案したいです。

辻榮さん:SUBARUらしさをしっかり感じますね。車高の高さもそうですし、特に後ろ姿がかっこ良い。実際に乗ると走りも気持ち良いし、何より視界性能が高いのが、やっぱりSUBARUらしい。結局、お客様が知りたいのは、実際どうなのか?だと思うんです。良いことも悪いことも、使った人の言葉の方が伝わります。その役割を担えるのがBEVライフデザイナーなんじゃないでしょうか。

カートピア トレイルシーカーを運転する辻榮さん。 | SUBARU

LOCATION

月夜湖むつざわオートキャンプ場

住所:千葉県長生郡睦沢町妙楽寺2748
定休日:火・水(平日は不定休)
駐車台数:30台。全サイト車横付け可。牽引されているトレーラーなどは入場不可。

https://www.nap-camp.com/chiba/16816

Photographs●成田 伸也

※こちらの記事は2026年夏号に掲載した内容です。

↓トレイルシーカーの詳細はこちら!

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