走行前のタイヤが冷えているときに空車状態で、タイヤゲージを使用して点検します。
空気圧が不良の場合は標準空気圧に調整します。
標準空気圧は運転席ドア部付近に表示してあります。
タイヤの空気圧は、見ためではわかりづらいため、必ず空気圧ゲージで点検してください。
タイヤが温まっているときは約30kPa(0.3kgf/cm2)空気圧が高くなります。タイヤが冷えたときに再度、空気圧を点検・調整してください。
タイヤが冷えているときとは、車を3時間以上駐車しておくか、走行距離が1km以下の状態を意味します。
応急用スペアタイヤの空気圧は基準値より30kPa(0.3kgf/cm2)くらい高めに入れておき、使うときに調整してください。
タイヤ空気圧が適正でないと、操縦性能や乗り心地を悪化させるとともに、タイヤの偏摩耗や異常摩耗の原因となります。
タイヤの接地面全周と両側面に、き裂や傷がないかを点検します。
また釘、金属片、異物が刺さったり、溝に石等がかみ込んでいないかも合わせて点検します。
溝の深さはディプスゲージを使用したり、またはタイヤ接地面の摩耗限度表示(スリップサイン)が現れていないかを点検します。
摩耗限度表示は溝の深さが1.6mm 以下になると現れます。
摩耗限度表示(スリップサイン)が現れる前に新品タイヤに交換してください。摩耗限度を超えたタイヤで走行するとスリップ等思わぬ事故につながるおそれがあります。
新品タイヤと交換する際は4 本とも同一のサイズ・メーカー・銘柄、トレッドパターン(溝模様)を装着してください。異なるタイヤを装着すると操縦安定性が損なわれます。またAWD(4WD)車では駆動系部品を損傷することがあります。
タイヤ全周にわたり片減り、局部摩耗、段付摩耗等の異状摩耗がないか点検します。
各ランプを作動させ、点灯・点滅の状態を点検します。また、レンズの汚れ、損傷等も併せて点検します。