テクノロジー:DRIVING

水平対向エンジン

SUBARUの走りの歓びは、
このエンジンから生まれる。

水平対向エンジン[SUBARU BOXER]は、SUBARUが考える理想のパワーユニットです。クランクシャフトを中心に水平かつ左右対称に配置されたピストンが、互いの慣性力を打ち消し合うことで、振動の少ないスムーズなエンジンフィールを提供。このスムーズな回転はアクセルワークに忠実なレスポンスも実現し、あらゆるシーンで気持ち良くスポーティなドライビングを愉しめます。 また水平対向エンジンは、直列やV型といった他のエンジン形式よりもエンジン全高が低く、低重心であることに加え、軽量かつコンパクトに設計できます。このアドバンテージは、高い走行安定性とハンドリング性能を約束。「ドライバーが思い通りに、心から安心して走りを愉しめる」というSUBARUの理想を叶えるのです。


[動画で解説]水平対向エンジン

物理の法則に裏付けられた基本性能

水平対向エンジン[SUBARU BOXER]

エンジン・ラインアップ

SUBARUは、車種のキャラクターに合わせてさまざまな水平対向エンジンをラインアップ。そのどれもが常に最新・最高のエンジンとして改良され、磨き上げられています。そこには、時代のニーズに応える最新技術と、「もっと走りを良くしたい」というSUBARUエンジニアならではの強いこだわりが込められています。

エンジン・ラインアップ

EJ20型

EJ20型

1989年に初代レガシィに搭載されて以来、第一線で活躍し続けるSUBARUのマスターピースと言えるエンジンです。スバル1000(1966年)の時代から採用されていたEA型の後継として開発がスタート。水平対向エンジンが持つ高いポテンシャルを最大限に引き出すことを目指し、徹底した高剛性化と高効率化を実施。ドライバーズカーを目指した初代レガシィに相応しい、質の高いドライブフィールの創出に成功しました。以来、このエンジンからはさまざまなバリエーションが派生。EJ20は、「素性の良い基本設計をベースに、たゆむことなく改良を重ねる」というSUBARUエンジニアリングを象徴するエンジンなのです。

FB16型 / FB20型 / FB25型

FB16型 / FB20型 / FB25型

ロングストローク化や燃焼室のコンパクト化をはじめ、吸気・排気効率を高めるデュアルAVCSの搭載、ピストンの軽量化やエンジン摩擦の低減といった全面的な改良によって、高い燃焼効率と優れた燃費性能を実現しました。また、豊かな中低速トルクによる爽快な加速レスポンスが、日常での扱いやすさも提供。環境性能と走りの歓びを高次元で両立させています。

FB20型 / FB25型 直噴

FB20型 / FB25型 直噴

加速フィールや音といった“走りの質感”をさらに高めるため、BOXERエンジンの優れた基本性能をベースにさらなる高剛性化や軽量化、摩擦の低減を実現。ドライバーの感性に響く、リニアで気持ちの良い加速と音の一体感を提供します。さらに直噴システムの採用により、軽快で力強い出力性能と、優れた燃費性能を高度にバランスしています。

FA24型 “DIT”

FA24型“DIT”

「FA20型 “DIT”」をベースに排気量を400cc拡大した、パフォーマンスカーのためのエンジンです。タービンへ流れ込む排気ガスの流れをコントロールするウエストゲートバルブ、エアバイパスバルブを電子制御化した新開発のターボチャージャーを採用し、より緻密な過給圧制御を実現。低回転から高回転まで切れ目なくトルクが発生する出力特性としました。これにより、日常域から非日常域まで走りを愉しめる、「パワフルでありながら扱いやすい」動力性能を実現しています。

FA24型

FA24型

軽量・コンパクトなBOXERの特性を生かしつつ、「全域で高トルクを維持する」「高回転域まで気持ち良く吹け上がる」をテーマに開発した、2.4リッターのNAエンジンです。ボア・ストロークをややショート寄りの94×86mmにするとともに、インテークポートをはじめ吸排気系を最適化したことで、低速から7000回転超まで力強いフラットトルクを発揮。発進から高速走行まで伸びのある、加速フィールが味わえます。さらに高効率な燃料噴射システム「D-4S」を採用。俊敏なアクセルレスポンスと優れた環境性能を両立しています。

*D-4S(Direct injection 4 stroke gasoline engine Superior version):燃料を吸気ポートに噴射する通常の「ポート噴射」と、燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」の2系統のインジェクターを備えた燃料噴射システム。エンジン回転数に応じてそれぞれのインジェクターを制御することで、幅広い回転域で高出力・高トルクを創出するとともに、優れた燃費性能も実現。

FA20型

FA20型

BOXERエンジンの設計思想をベースに、高出力化と環境性能の両立、そしてさらなる低重心化を目指したNAエンジンです。ボア×ストロークをスクエア化するとともに、直噴技術「D-4S」を採用。リッター当たり100PSの出力性能と、低燃費・排ガスのクリーン化も実現しています。コクピットに伝わる「音」にもこだわるなど、BOXERの歓びを最大限に体感できるエンジンです。

*D-4S(Direct injection 4 stroke gasoline engine Superior version):燃料を吸気ポートに噴射する通常の「ポート噴射」と、燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」の2系統のインジェクターを備えた燃料噴射システム。エンジン回転数に応じてそれぞれのインジェクターを制御することで、幅広い回転域で高出力・高トルクを創出するとともに、優れた燃費性能も実現。

FA20型 “DIT”

FA20型 “DIT”

「FA20」をベースに直噴ターボ(Direct Injection Turbo)を搭載。直噴化による耐ノック限界の向上や緻密な燃料噴射制御によって、これまでのターボエンジンでは不可能だった高圧縮比、高効率を実現しました。2.0リッターでありながら大排気量ターボエンジン車のようなスポーツ性能と、そのパワーからは想像もできないほどの低燃費・低排出ガス性能を両立。次世代スポーツユニットと呼ぶに相応しい性能を備えています。

CB型

CB型

設計をゼロから見直し、全方位で進化させた第4世代BOXERエンジンです。低回転域から300N・mの高トルクを発生する動力性能、リーン燃焼技術の採用などによる優れた環境性能、レギュラーガソリンに対応する高い経済性など、さまざまな価値を高度に両立。一つひとつのスペックを追い求めるのではなく、トータルバランスに優れた、世界に誇れるパワーユニットを目指して新開発されました。

●技術や機能の搭載状況は、車種、グレード、モデルライフなどにより異なります。詳しくは各車種の専用サイトをご覧いただくか、販売店にお問い合わせください。
●写真および映像はすべてイメージで、実際の仕様とは異なる場合があります。写真および映像中の車両にはオプション装着車、開発車、旧年式車、ダミー車、他車種等が含まれている場合があります。