菅平高原へと向かう雪の山道。だが意外にも車の往来は少なくない。
菅平高原ファミリーオートキャンプ場。圧雪していても四輪駆動車以外の侵入は難しい。
冬のキャンプ道具は防寒重視。テントや寝袋は慎重に選択する必要がある。
低温の菅平高原の雪質はパウダー。ある程度雪かきをしてから、足で踏み固めて土台をつくる。
1日1組限定のため、周囲を気にせずのんびりできるのがこの場所の冬キャンプの魅力。
明るいうちに設営を済ませ、しばし休息。車が近くにあることが心の支えになる。
菅平高原の標高は1320m。この標高や地形から、本州内で指折りの寒冷地として知られる。
日が落ちると急激に気温が下がる。焚き火の炎が命綱だった。
夕食はじっくり煮込んだシチューと、ソーセージと野菜。炎で仕上げる豪快な料理が、たまらなくうまい。
雪のなかで味わうシチューのおいしさに、火とともに発展した人類文化の歩みを思う。